第36回社会福祉士試験、第26回精神保健福祉士試験日まで残り3週間と迫っているのに、未だにわからない問題が出てきて、不正解が続出すると、できない自分にがっかりしてやる気がダウンしまいます。
刻々と試験が迫ってきている中、勉強に向き合っているのに、不正解が続いて、焦りばかりが募っている方もおられるのかもしれません。
私自身も学習中には何度もそのような心境に陥りましたし、その感覚は受験直前までつきまといました。
専門用語と頻出ワードが何度覚えても頭に入らずに、不正解の連続から投げ出しそうになったことが一度や二度ではありません。
けれども、試験当日まで合格できるレベルにアップすることは可能です。
現に私は社会福祉士試験勉強時に、本番1週間前の段階で、全科目の5割程の得点しか出せない総合力でした。
そこから最後の追い込みで合格を果たせています。
2023年に受験した国家資格キャリアコンサルタント学科試験時でも、本番1週間前に最新の過去問を解いてみても、合格基準点には及ばない実力でした。
社会福祉士試験と同じく最後の追い込みで、本番では90点を超える点数を出すことが適いました。
だから、試験までカウントダウンを切った今からどれだけ粘れるかで命運が分かれると言っても過言ではありません。
そもそも、社会福祉士試験、精神保健福祉士試験の特徴として、試験範囲が広大に渡るという点が学習が思うようにはかどらない一因にもつながっています。
「18科目群必ず1問以上は解けないと合格できません」という前提で合格基準が設けられているため、手抜きもできずに、全科目まんべんなく勉強しようとするほど、不正解が増えるのも必然です。
パールマンがどんなアプローチをした、機能派アプローチはどんな援助方法か等を、一度や二度黙読したくらいで完璧に覚えられる方が稀です。
すぐに覚えられなくてあたり前、その場で覚えたつもりでも、すぐ忘れてしまってもそれが人間だものと意識していた方が楽なものです。
精神保健福祉士・社会福祉士試験カリキュラムの特徴として、今理解できなくても、後になってその意味に気づけるようになる点があります。
第35回社会福祉士試験の事例問題を見ても、キーワードが選択肢に並んでおり、正しいものを選ぶという形式が目立ちました。
受験で覚えた重要語句の意味が、事例問題を通してすっと理解できる、パズルのように埋めて当てられるというケースもあります。
諦めずに淡々と反復学習を重ねていれば、一度や二度目でなかなかインプットできなかったことも、ある時わかるようになるのです。
例えば、映画館で観た映画を数か月後に動画配信、レンタルで再び自宅で見直してみると、初めて観た時には気づかなかった細部に目が届いたり、映画館ではわからなかったシーンの意味が分かったりするような感覚と同じです。
あと20日以上も時間が残されているので、いくらでも逆転ができます。
試験30分前に覚えたことが試験当日に登場して1点を取れる経験もあるあるです。
「分かる」連続はこれから待っています。