今回は、私の失敗談を反面教師にしていただくために、たいした勉強をせずに不合格になった体験談をお話します。
今から7年前に受けた「初級システムアドミニストレータ」という情報処理系の国家資格受験です。
この試験は、平成21年度春期試験にて終了していて、現在のITパスポート試験の前身でもあります。
初級シスアド試験も社会福祉士同様に、午前科目と午後科目に分かれて実施されていました。
午前は、全80問で、試験時間は2時間30分。4択形式した。
内容は、コンピュータに関する基本知識・
午後は、全7問で、2時間30分の長文・複数選択形式でした。
内容は、ネットワーク・セキュリティ・コストの最適化・表計算の使い方・データベースの理解等です。
私は受験するにあたって、LEC発行の過去問題集を購入して、一ヶ月前から勉強開始しました。
午後科目は一切手をつけずに当日を迎えました。
なぜそんな甘ったれた勉強法で挑んだかというと、ズバリ「やる気が起きなかったから」です。
ネットやPC分野には興味があって受験を決めたのですが、いざテキストで問題を解いてみて、実際に情報処理の専門用語や計算式を覚えるのは、苦痛で仕方がありませんでした。
大学2年次に、インターネット実務検定2級には合格していましたが、シスアドはもっと幅広い分野から出題されていたため、それほどアドバンテージにはなりませんでした。
加えて、シスアドは国家資格といえど、情報処理資格の初級的位置づけにあたるため、就職のアピールには弱かったのです。
ワンランク上の基本情報技術者試験の方が社会的評価は高かったのですが、完全に興味を持てない内容だったため、入門的試験のシスアドに決めました。
というわけで、「とりえあえず、申し込んでしまったし、適当に受けてみるか」というモチベーションで、過去問を全ページ解いてもおらず、苦手分野は全部捨て問にして本番に臨みました。
その結果は、想像の通りです。
結果はもちろん不合格でした。
いくら初級といは言え、国家試験です。
一ヶ月だけの期間で、一日30分程度で、午後試験は全く手をつけていない適当な勉強法で受かるほど現実は甘くはありませんでした。
この話にはおまけがあって、午後科目は受けずに午前科目だけ受けて帰ってきたのです。
午前科目の出来が芳しくなかったため、すっかり戦意喪失していました。
この経験も影響して、社会福祉士の本試験日も、惨敗だった午前科目が終わった後に、午後は受けるだけ無駄だから自宅に帰ろうかと本気で考えたのです(思い止まった理由は、体験談で触れています)。
しばらく経って結果が自宅に届きました。
こんな付け焼刃の勉強法だったのにも関わらず、午前科目は合格点より数点マイナスの得点だったのですが、惜敗だからと言って、次回受ける気持ちは全く起きませんでした。
興味が湧かない、午後試験の勉強がやる気が起きない、この試験は自分に向いていないという理由から、見切りをつけたのです。