午前・共通科目「人体の構造と機能及び疾病」。
精神保健福祉士と社会福祉士を共通受験される方にとって、最初に立ち向かう科目として、用意されています。
まさかこの科目で0点に陥ってしまい、不合格になることなんて、ないだろう。
過去問でもそれなりに理解しているし♪
初めて受験される方は、このように楽観視されている方も少なくはないかもしれません。
ところが、第24回本試験の例によれば、この科目で足きりにあってしまい、不合格になってしまった方がそれなりにいらっしゃったようです。
なぜ、それが分かったかというと、mixiの社会福祉士コミュニティスレ内で、0点科目になってしまって、痛切な声を上げている方がぼちぼちいらっしゃったからです。
もしも0点になってしまったら、残りの18科目でどれだけ高得点を取っても、水の泡となってしまいます。
第24回の例で言えば、この科目は、過去問からの類似問題が予想以上に少なかったのです。
問題集だけの知識に頼っていた受験生にとっては、初見問題に狼狽してしまい、0点になってしまったことが一つの要因かもしれません。
現に、私自身が問題用紙を開いてしょっぱなから、
「えっ!?こんな問題は過去問に載ってなかったぞ」
と、焦燥感に駆られた記憶が強く残っています。
しかしながら、この科目は、一般常識とセンスでなんとか乗り越えられるような問題が揃っているのも特徴の一つです。
第24回本試験の例で言うと、
問3「健康づくりのための運動指針2006」に関する正しい記述
問4「単極性うつ病」に関する正しい記述
問5「集団食中毒」に関する事例問題
問7「リハビリテーション」に関する正しい記述
これらの問題は、日ごろニュースや日常生活の場面場面で耳にしたり、常識として知っている知識でなんとか対応できる問題構成であったりします(私は、問4の正しい解答である、電気けいれん療法にはやられましたが)。
恐らく、第26回本試験も、見たことがないような問題が必ず出題されるでしょうが、日ごろからアンテナを張っていれば、その場で対応できる問題が数問登場することが予想されます。
この科目こそ過去問の知識だけではなくて、常識的センスが求められている分野であると言えます。