この時期になると陥りがちな思考として、次のようなものがあげられます。
もし今年(も)不合格になったら、どうしよう。
こんな自分が難関と言われている合格率19%の社会福祉士に受かるだろうか。
初回受験の方は、見えない不安に、再受験組の方は、「今年こそは絶対に合格!」という気概がある反面、「また前回のように落ちたらどうしよう」というプレッシャーに支配される瞬間もあるかもしれません。
なかなか覚えられない悪戦苦闘が続くと、中には、「今まで勉強というものにまともに挑戦してこなかなった自分が、受かるはずがないのかもしれない」と、自己完結モードに切り替えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
社会福祉士国家試験は、学生時代に成績が優秀でないと達成できないくらいの能力が求められて、分厚いハードルが敷かれていると思われますか。
このブログで再三申し上げているように、社会福祉士試験においては、学生時代の偏差値や通知表の良し悪しは、そこまで影響しません。
学校別合格率一覧を見ると、確かに偏差値が高い大学群が上位を占めていますが、短大卒で、通信制大学に編入、もしくは養成学校に進学して、合格を収めている方もかなりの数います。
社会福祉士に合格した私の友人や先輩の中でも、学生時代は成績下位で、偏差値も40前後だったけれども、みな結果を出しています。
私はなんとか35日間の短期間で一発合格を果たせましたが、前歴が短大卒の同級生は、110点以上を超える高得点で余裕合格していました。
特養に就職して家庭も持っている彼は、将来のステップアップのために何としても必要だったために、半年以上前から死にもの狂いで勉強したとのことでした。
必要な準備を怠って、なまじ学歴があるからと、慢心している人間ほど、痛い目に遭う可能性が高くなります。
合格のために必要なのは、戦略的学習と継続力、そしてなんとしとも合格したいモチベーションの高さです。
それでも、不安でいっぱいになって、立ち止まってしまう瞬間はあるでしょう。
スランプに陥ったり、自分に自信がなくなった時は、実力が身に付いてきている証です。
「今年こそは絶対合格」をキーワードに、試験日まで、不安を乗り越えましょう。