私は社会福祉士試験ブログ以外の資格試験応援ブログとして、宅建ブログも運営しています。
2014年度からはほとんど更新していませんが、1点で数千人以上の合否が分かれる宅建試験では、試験終了後から合格発表までの45日間、不安な気持ちを抱えている受験生の方々の心理サポートを目的に発信してきました。
今回宅建を題材に使ったのも、社会福祉士受験の試験終了後から合格発表まで類似する点が多々あるからです。
試験の種類こそ違えど、合格発表までの不安な心境を重ねている方が多い点は共通しています。
なぜならば、社会福祉士試験同様、宅建試験も合格点が受験生の出来によって上下する相対評価だからです。
多くの受験生達が正式解答の行方や、ボーダーの真相について議論を重ねたり、不安と期待が入り混じりながらその時を祈りながら待ち続けているのです。
ここで、宅建試験終了後から合格発表日までの45日間がどのような流れであるのかをまとめてみたいと思います。
試験終了後のその日のうちに、大原やLEC、TACなどの資格学校が合格ライン予想と模範解答を発表します。
社会福祉士試験よりも多くの機関が発表しますが、数点、数問ばらつきが見られます。
合格点は7割程度ですが、受験生全体の出来によって前後します。
合格予想点は学校毎によって、±2点前後毎年上下していますが、ボーダーゾーンに位置する受験生は、合格ラインの真相を求めて、あらゆる情報を模索し続けます。
各学校のボーダー予想はもちろん、講師が個別に見立てた予想や、某大型掲示板、SNSサイト等がその筆頭です。
実際にインターネット上にはあらゆる説が飛び交っています。
試験難化に伴い、今回から合格ラインが7割から8割になる。
主任者が飽和していることから、合格者を絞るために合格率が10%くらいになる。
今回は受験生の出来が良かったから絶対に合格ラインが上がる。
こんな根も葉もない情報が毎年のようにはびこっています。
もちろん、割問の解釈にあたっても、最後の最後まで激しく議論が展開されます。
ボーダーの範疇の人間からすれば、期待と絶望感が交錯して、押し潰されそうな気分に陥ってしまうものです。
実際に受験生のツイッターやSNSを見ていても、
胃潰瘍になりそう。
ヤケ酒に走ってる。
不安で不安でネットサーフィンを繰り返している。
仕事が手につかない。
夜も眠れない。
このように、精神的不安を抱えながら、なんとか日々を過ごしている方が多く見られます。
かくいう私も全く同じ境遇でした。
試験終了後、私は絶望感に支配されていたのです。