どれだけやってもなかなか覚えられないし、間違いばかりで嫌気が差すよ……。
はっきり言って、社会福祉士の受験勉強は面白くなく苦痛に感じている受験生は多いと思います。
社会福祉士国家試験に限らず、受験勉強自体は、キツイし、内容も面白く感じないない方が自然です。
自分の意識とはお構い無しに、与えられたカリキュラムをこなさなければならないということは、試験内容には、個性や独創性を求めていないからです。
合格できるかどうかの保証のないまま、嫌になって諦めるのも、続けるのも自分の意志にかかってきます。
合格したところで先の見通しもなかったら、受験勉強が無意味に思えてくるかもしれません。
私の場合は、社会福祉士の3ヶ月前に受けた宅建受験の勉強過程が如実でした。
勉強していても面白くない。
抽象的でなじみがないキーワードが止めどなく襲ってきて、処理しきれない。
この資格を目指す意義があるのだろうか。
常にこの疑念が拭いきれないまま受けて、一年目は案の定不合格になりました。
それでも、一度手をつけたからには放棄したくない執念から、合格するまでやり抜くことにしました。
しばしの時間が経って、合格できましたが、振り返ってみても、最後まで宅建の勉強を面白くてワクワクすると素直に感じることはありませんでした。
しかし、勉強を続けるうちに、私の中で受験に対する考えが変わっていきました。
資格取得の意義なんて合格してから考えればいいや。
今は問題集を満遍なく解けるようにこなしていこう、というふうに。
例えるなら歯磨きのように、勉強が習慣になっていたので、受験も自然体で受けられましたし、結果としての合格も、特別な感覚ではありませんでした。
受験勉強内容は面白くないのですが、何度も繰り返していると、着実に間違いが少なくなるので、問題を解く時間が短縮します。
解けない苦痛から、解け始めると一変して楽になるんです。
この領域にたどり着くまでが大変なのですが、「継続は力なり」は本当です。
その面白くない勉強も、後になって身近なところで役に立つ体験をすることでしょう。今は気づかなくても、将来勉強の恩恵を受けるのです。
その時になれば、勉強に対するモチベーションも変化するかもしれません。
もしも今、勉強がうまく進まずに、資格を目指す意義を見失っていたら、合格体験談などを読みあさってみることもオススメします。
邪心を吹き飛ばし、一心不乱に毎日コツコツ勉強できれば理想ですが、どうしてもやる気が起きないくらいのピンチに陥ったら、視野を広めることが大切です。
先人達は、受験のスランプをいかに乗り越えているか、合格後にいかに活かしているのかを教えてくれるので、イメージが変わるきっかけになるかもしれません。