ウカるんちゃん、今年話題に上がっている「VR」ってなんの略なんダイ?
ヴァーチャル・リアリティのことね。
9月17・18日に開催された東京ゲームショウで複数タイトルが展示されて、大きな話題を呼んだことが記憶に新しいわ。
PlayStation VR PlayStation Camera同梱版
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2016/10/13
- メディア: Video Game
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バーチャルってことは、仮想空間のことかぁ。
数年前に流行った3Dメガネみたいなものなのかな。
3Dの進化版といったらイメージしやすいかしら?
3次元空間に身が投影されて、まるで自分がゲームの主人公のように、ダイナミックな仮想体験をすることが出来るわ。
す、すごそうだね。現実と仮想の世界の区別がつかなくなりそうだね。
10月13日に発売予定の「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」は即日予約が締め切られたところが多くて、事前注目が高いって聴いたことがあるよ。
そうね。アメリカはVRの先進国だけれども、日本は2016年がVR元年になると言われているわね。
年末から年始にかけて、マスメディアが大きく話題に取り上げて、一気に認知度が広まるんじゃないかしら。
アメリカの方が歴史が長いんだね。
VRってゲームの世界だけで活用されているのカイ?
いいえ、音楽や映画等のエンターテイメントの世界はもちろんのこと、医療や教育の世界でも取り上げられているわ。
えっ、医療分野でも取り入れられているのかい?
例えば、社会不安や会話恐怖症、高所恐怖症等を持つ患者がVRの活用によって快復したケースがあるわ。
医学生の医療トレーニングにもVRが用いられているわ。
なーるほどね。となると、福祉分野でのVRの活用も期待されそうだね。
既に日本でも、VRを高齢者福祉に実践している事例があるわ。
デイサービス利用者を対象に、VRを使って海外旅行を疑似体験することを体現させて、メンタル面を活き活きとさせている効果を与えているわ。
「もうこの年のこの身体では無理だ」と諦めている人にとっては、疑似体験のおかげで、良い刺激になって活力を与えてもらえているのかもしれないね。
でも、VRがどんどん現場に取り込まれることで、現場の職員が要らなくなるなんてことはないだろうか?
その心配はないと思うわよ。
VRはあくまでも映像と音楽の可能性を最大限に広げた疑似体験だから、現場のソーシャルワークは生身の人間同士の交流という原理原則には変わりはないわ。
そうだよね。VRが活性化されたとしたら、より生身の人間同士の交流の大切さが際立つかもしれないね。
SNSやスマホの普及によって、コミュニケーションの在り方が見直されるようになってきているという社会問題とも共通するテーマかもしれないわね。
ボクはVRの世界でありったけのタイヤキに囲まれる体験が叶うならば興味があるけれども、やっぱり実物のタイヤキにかぶりつく体験が一番だよ。
夢は仮想空間ではなくて、現実の世界で叶えたいからね!
VRの普及がどのように日本社会全体に広がっていくのかは私も興味があるところだけれど、ヴァーチャルとリアリティのそれぞれの世界を行き来することで、人生が充実するようになる相乗効果になるといいわよね。