20代前半の新卒見込みの受験生の中には、是が非でも合格を勝ち取る必要があるプレッシャーと闘い続けている方もいるでしょう。
同級生が一斉に受験される中、自分だけが敗北するわけにはいけない心理であったり、合格前提の就職先が決まっていることから、絶対合格の4文字が重くのしかかっている状況なのかもしれません。
近年の試験問題は、実務に伴った事例問題が多いため、社会人経験がない自分は不利だと気後れしてしまう方もいるかもしれません。
社会福祉士も精神保健福祉士試験も、この1〜4年間学んだことを紙面上で発揮できれば結果が表れる試験構成です。
新卒生だから絶対的に不利と言うことはありません。
私の受験会場だった早稲田大学には、当時20代前半だと思われる若い学生が溢れかえっていました。
平均年齢が高い宅建試験の受験層とは異なった光景でした。
第30回試験結果を見ると、30歳までの年齢層が約半分の47.6%を占めています。
※第29回試験は47.4%でした。
二人に一人が20代の受験層で、不利だと言える要素がありません。
若さゆえの柔軟性と記憶力の良さ、そして試験に耐久できる体力は、本番でアドバンテージとも言えます。
30代の私からしても、20代の記憶力や順応性というものは自分にはなくて羨ましいと感じるほどです。
同級生達と切磋琢磨して本番に臨めるような環境であるとすれば、精神的に有利ではありますね。
そういう一生懸命で、取得目的がしっかりしている受験生ならば、結果ものおずとついてくるはずです。
150問、18科目群と合格率だけに着目して諦めないでください。
実際の試験問題は、長文かつクセ問に翻弄されずに、最後まで粘り続けた者が受かるようになっています。
学生生活の集大成として、合格と卒業証書を同時にゲットしましょうね。