仕事や子育てに忙しくて、勉強にあてる時間がない、覚える量が多すぎて、受かる自信がない。
という声は毎年必ず木霊しているように、精神・社会福祉士試験というものは孤独と常に隣り合わせの受験のように思えてきますが、一人一人の人生には「家族」の存在が関わっている方が多いでしょう。
何回受けても結果を出せずに苦しまれている方の声も含まれています。
実際に20代から70代までの年齢層が多数受験しているこの試験では、勉強一辺倒ではなくて、私生活や仕事と両立しなければならない方が大半を占めています。
合格された方の生声からも、
「仕事や子育てのとの両立は大変だったけれども、家族の応援に後押しされたので、合格をつかむことが出来た」
という振り返りが毎年聞こえます。
受験ばかりは周囲の人間の協力や理解が欠かせませんよね。
私からすれば、家庭も、仕事も、子育ても両立させながらこの試験を志しているその姿勢自体が尊敬に値します。
私は子育て支援の仕事に長年携わっていましたが、間近で見ていていつも学ばせていただいています。
社会福祉士を受験しているその動機こそが未来の羅針盤と原動力になるはずです。
毎年合格者の生声から聴こえる「子育ての両立との強み、醍醐味」として下記のような状況があります。
それは、家族で受験に挑戦するという相乗効果です。
息子さんが高校受験に頑張っているから母親の自分も頑張れる、反対にお母さんが頑張っている姿を見ていて息子さんのモチベーションが上がるという関係です。
W合格を果たされた後の合格体験談ほど嬉しいものはありません。
合格発表日後に、小学生の息子さんが勉強を苦手だったけれども、お父さんが社会福祉士の勉強に取り組んでいるひたむきな姿にやる気スイッチONして、一緒にがんばれたという感動ものの電話報告を聴かせてくださった方がいらっしゃいました。
「父ちゃんが頑張っているから僕も頑張る」
私はその情景を思い浮かべたら、胸がいっぱいになりました。
家族一丸になって勉強に取り組める素晴らしさを教えてくれた社会福祉士試験、私も全力で応えたいと決意を固められた瞬間です。
受験は孤独と向き合う自分との闘いの連続ですが、家族がいるからこそ合格へのモチベーションが維持できるのは大きな強みでもあります。
2020年3月13日の合格発表日にみなさんの家庭で溢れる満面の笑顔が楽しみです。