今回紹介するのは、大阪商工会議所主催の「メンタルヘルス・マネジメント検定」です。
公式サイト➙メンタルヘルス・マネジメント検定試験
3月と11月の年2回実施されています。
3月分はもう締め切ったので、次回は11月開催になります。
今まで27回試験が行われており、平成27年からストレスチェック制度が義務化されたのもあって、メンタルヘルスの意識が高まり、年々受験者が増加しています。
歴代の社会福祉士試験合格者の中でも取得された方の声が複数届いています。
カリキュラムが精神保健福祉士試験と被るところもあり、受験前の前哨戦としてもオススメです。
I種マスターコースとは
目標
自社の人事戦略・方針を踏まえたうえで、メンタルヘルスケア計画、産業保健スタッフや他の専門機関との連携、従業員への教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる。
対象
人事労務管理スタッフ、経営幹部
II種ラインコースとは
目標
部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。 |
対象
管理監督者(管理職)
III種セルフケアコースとは
目標
自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。
対象
一般社員
2017年6月から、最新の公式第4版の公式テキストが発売しています。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験公式テキスト II種 ラインケアコース<第4版>
昨年9月に発売した最新過去問題集は以下の通りです。
直近10回分の試験問題を厳選し、公式テキストに従って分類したうえで詳細に解説する。直前対策、理解度確認に最適な過去問題集。最新の公式テキスト<第3版>に完全対応。
<amazonより>
私は2013年3月にII種を、2014年3月にIII種試験を受検した後に取得しています。
企業で推奨されて受験されていたり、資格手当が出されているところもあるという声が届いています。
試験が始まってから10年以上が経ちましたが、2017年度は4万5千人を超えるなど、年々受験者が増加していると同時に、試験難易度が高い回も登場しました。
例えば、第16回II種試験の結果は過去最低の35%でした。
私は上記で紹介している過去問のみを使ってII種とIII種試験を突破しましたが、公式テキスト等に載っている細かい点も出題されているという声も出ていました。
合格点は100点中の70点という絶対評価ですが、今後の試験対策は念を入れて臨む必要がありそうです。
I種は合格率10~16%で変動していますが、その低水準からわかるように難易度は高いのです。
中でも論文試験が厄介なようで、実際に社労士キャリアコンサルタントとして活動している私の知人も過去に数回受けてあと数点で不合格になったとおっしゃっていました。
社会福祉士受験よりも、精神保健福祉士試験専門科目に共通している点が多いため、前哨戦としても、取得後の類似資格としてもオススメです。
参照サイト
II種とIII種の受験体験記は下記を御覧ください。