仕事をこなしながら、学校の両立とで合格を成し遂げられっこない。
「今年こそは絶対合格」に向けて前進されている道中で、もしかしたら、第三者からこのような非情な一言をぶつけられることがあるかもしれません。
その主は身近な相手かもしれないし、匿名性が特徴のネットで目にするかもしれません。
かくいう私も、宅建、社会福祉士試験を受験する前に複数の人間からぶつけられました。
当時職場で社会福祉士取得者が二名いたのですが、一発合格したのは一人しかおらず、後の者は仕事と両立しながら4度目の受験で合格できたという背景がありました。
家庭では、12月中旬になって初めて問題集を解き始めたノコノコな私を間近で見ていた親が、
「そんなやり方で受かるほど、社会福祉士試験は簡単じゃないから。今から勉強して受かるわけないでしょ」
と、呆れられていました。
そういった傍観者の指摘を受けて、やる気を削がれてしまう方も少なくはないと思います。
やっぱり、こんな自分じゃ受からないのかな。
すっかり意気消沈してしまい、そのまま頓挫してしまうケースも珍しくないようです。
でも、その言葉をバネに、合格という結果を出した合格者もいるのです。
私がかかわってきた受験生の方の中にも、外野から野次を飛ばされてもしっかりと形を残された方が複数いらっしゃいます。
そもそも他人の成功や功績を快く思わない人間は必ず存在します。
広い世の中、何かを継続的に取り組んでいると、その姿が気に入らない者もいるのです。
ある一部分だけ見て、分かったように過小評価を下す人間もいるのです。
もしかしたら、あなたが合格することで、自分の地位やアイデンティティーを揺らすことになるから、畏怖の念を抱いているのかもしれません。
みなさんの周りにそう言う傍観者がいたら、「合格」という結果を突き付けて閉口させてあげてください。
私は合格報告を上司と親にしたところ、
「まさか受かると思わなかった」
というような意表を突かれたリアクションが返ってきました。
この瞬間、自分はやれたんだと実感できたのです。
先月、ニューヨーク州の司法試験に3度目の挑戦で合格した小室圭さんについても、まるで手のひら返しのように世間の評価が一転しましたが、やはり合格という結果は絶大なものなのだと実感しました。
小室圭さん弁護士試験合格、祝福の声に古市憲寿氏「手のひら返しすぎるなぁ」 橋下徹氏は反論「ひねくれてるなぁ」 - サンスポ
私の周りにもリベンジ受験で国家資格キャリアコンサルタント試験に合格された方がいて、登録が終わったと同時にキャリア支援の仕事を任せられるようになる等、一気に期待値が上がった方もおられます。
私も公認心理師試験の登録が終わってから名刺交換をする度に目に留めていただく機会が何度かあるので、差別化を図れるきっかけにはなれているのかなと感じているところです。
周りの人間がとやかく言おうと、試験はやれるべきことを継続的にこなしていれば合格できるようになっています。
自分の生き方や取り組み方は、他者に烙印を押されるものではないのです。
合格を決めるのは他でもないみなさん自身の本気の姿勢です。
そうして合格を手にできた暁には、たくさんの温かい言葉を浴びれる日が訪れます。