社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

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第36回社会福祉士、第26回精神保健福祉士国家試験本番で、初見問題が現れた!運命を握る合否の決め手はこうして選ぶ。


 

 

今日から世間では3連休が開始して、まとまった勉強時間を確保できるラストチャンスの方もおられるかもしれません。

 

私も当時この3日に全力投球のごとく、必死に詰め込んでいた記憶があります。

 

ここで一時ふんばるか、楽を選ぶかでその先の未来が分岐するくらい重要なタイミングですので、どうか自分の本心から目を背けないでくださいね。

 

 

今回は本番で見知らぬ問題に遭遇した際の大切な心がけについて、実体験からお伝えいたします。

 

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はじめに前提としてお伝えしたい点があります。

 

社会福祉士、精神保健福祉士国家試験本番では、直前までどれだけ学習を重ねたとしても、初めて目にする「知らない」「分からない」「お手上げ」問題が必ず登場します。


なぜなのか、そのカラクリについて先に論じると、合格点を調整するためです。

 

社会福祉士や精神保健福祉士国家試験はご存知のように受験生全体の出来具合によって合格点を調整する相対評価形式で、合格基準点の目安が全体の6割に定められています。

 

過去の歴史を遡ると、6割といいつつ、5割以下だった第25回試験や、7割を超えた回もありましたが、合格率は20%程度から40%までの幅で調整されています。

 

仮の話になりますが、過去問と全く同じ問題を全て出したとしたら、合格点と合格率はどうなるでしょうか。

 

もしかしたらの推測ですが、合格点が90点だとして、合格率は7割以上になる可能性もあるかもしれません。

 

それでは、福祉を担う専門家としての役割を国が認める国家試験としてのメンツが保てません。

 

過去問の暗記だけで合格できても、実務の現実は複雑かつ学習の連続ですので、形だけ合格できても資格を活かせずに実用性がなくなってしまいます。

 

そこで、少しでも合格基準点6割を保つためにはありきたりではない試験問題に練らなければなりません。

 

試験製作委員からすれば、受験生が過去問を何回かこなしているのは当然として、問題集から培った知識や勘を本番で応用できるかという総合力を問うような出題を放ってくるはずです。

 

過去問に載っていないような新出問題や、正答率がごくわずかな鬼問を散りばめたり、社会情勢を反映させたような時事問題、読解力が求められるような難読問題をランダムに配置して、揺さぶりをかけるようにしているのだと思われます。


ただでさえ、本番は時間的余裕がないのに、新出問題が次から次へと飛び込んでくると、焦りと不安からパニック状態に陥ってしまう可能性があるものです。


後になって冷静に見直してみれば解けるような基礎問題も取りこぼしてしまい、不本意な結果に泣く受験生も少なくはないようです。


当の私も試験当日は初見問題が連続したために、焦りと不安が押し寄せて平常心が消え去りそうになっていました(特に午前)。


帰宅後の夜に、茫然自失状態で、震えながら模範解答に照らし合わせて自己採点していると、


なんでこんな基礎的な問題を間違えたんだ。

過去問から類似問題が出題されていたのに。


なんて具合に、後悔の念に続々と駆られたものです。

結果的には合格点が低かった(6割以下)だったのもあり、合格できていましたので救われましたが、事前準備を全力投球しても、「解けなかった問題」は必ずあると思っておいたほうが、どんな場面においても気持ちを保てます。

 


新出・難問が続出した際に、大切な行動は、「諦める」ことです。

 

諦めると聴くと、ネガティブなイメージしかなく、某国民的人気バスケ漫画に登場する安西先生からあの名言を投げ飛ばされそうな予感もしますが、完全に諦めるのではなくて、一旦諦めることです。

 

とにかく本番は1問あたりに与えられた時間が少なく、時間で示すと、1分30秒が目安になります。

 

わからない問題にこだわるメリットのほうが圧倒的に少ないのです。

 

なぜならば、一生懸命脳をフル回転しても、初見問題や難問を相手に、ひらめきが毎回訪れるとは言えませんし、むしろ後の問題を解いているうちに、関連キーワードを発見し、点と点が結びついたり、過去の学習を思い出して脳が冴えるなんてこともあるからです。

 

150点中、多く見積もっても110点を取れればまず合格できる試験であることが過去の歴史から証明されていますので、40問も間違えても大丈夫な現実があります。

 

このように、解けない問題に遭遇した時の気持ちの持ち方によって、合否が分かれてきます。


たとえ数問逃しても、確実に解ける問題で一点ゲットできれば、合計で挽回することが可能です。

 

他に、よくある話ですが、答えを二つに絞った上で、最終判断に迷う場合にどうしたら良いのかについてです。

 

その場合は、直感を信じて選んだ方が正当率も高いです。

 

 


問題の選択肢を眺めてみて、「なんとなくこの肢の気がする」と感じて選んだら、合っていた問題が数問ありました。

直感を信じなかった失敗例ですが、初めて受験した公認心理師試験において、解答を変更した問題が全て不正解になっていて、結果的に不合格になりました。

 

この実体験から運の有無で判断するつもりはありませんが、インスピレーションは偶然ではなくて、事前学習の賜物であるケースも多いので、どうしても迷った最後の決め手は直感を選ぶのもオススメです。

 


また、分からない問題は全部、「最初から決めていた数字を塗りつぶす」という、運任せの割り切り方で臨む受験生もいるようです。

 

今日のラッキーナンバーは「4」というように、試験前に決めておくわけです。

 


実際にそのやり方で合格された人も周りにいます。

 

そんな邪道な方法で点数が取れて合格できても恥ずかしいとか、意味がないと思われる方もおられるかもしれませんが、一年に一回の試験で、いかに1点を取れるかどうかで進路も変わってきますので、個人的には割り切った考え方を推奨しています。


本試験では、見たことがない問題がずらりと出題されるのが自然なので、その上で動揺せずに乗り切れる戦略を今から立てておくと、本領発揮しやすくなります。