新年年明けから世間では哀しい出来事や恐怖を覚えるような事件が相次いでいます。
私が仕事で関わっている若者達の中にも、「感化されて暗澹たる気持ちになった」と漏らす人間も複数いました。
対して、有名人がご入籍される等、おめでたいニュースも目立ちました。
私が数年間関わっている発達障害のある20代の男性は、
「自分は一生結婚できる自信がない」
「障がいのある自分が社会で普通に生きていける自信がない」
と、絶望に満ちたため息を吐露してきました。
このように、社会情勢によって感化されたり、同世代や輝かしく見える著名人と比較して、自己卑下に陥っている人間と向き合うことは少なくはありません。
そのように悲観している若者たちは、絶望に打ちひしがれて、ただ自分の殻に引きこもり続けているのではなくて、社会で仕事を全うしていたり、スキルアップのために、自己研鑽を重ねていたりしています。
真面目で完璧主義であり、(特性も含む)様々な社会体験や対人コミュニケーションスキルを得にくい半生だったことで、打たれ弱く、1を見て全部を判断してしまう側面があるようです。
つまずき体験があると「もうだめだ」とばかりに、その先の全てが上手くいかなくなるように視野が狭くなっているように感じます。
何もしていないのではなくて、自分なりに精一杯努力を続けているからこそ、自分の能力の限界を覚えたり、他者と比較していかに自分が劣っているのかと落胆しているのです。
でも、重ねますが私から見たら、絶望的な状況下ではなくて、このまま諦めずに今の道を続けていれば、遅かれ早かれ目標達成に近づいていけるといつも思いながら、そう本人にも伝え続けている日々です。
話が長引きましたが、第36回社会福祉士、第26回精神保健福祉士国家試験試験直前のこの時期になると、
試験に合格できる自信がない。
という率直な声を耳にします。
では、「試験に合格できない」という自信を持ったまま本番に立ち向かうとどうなるでしょうか。
実際に、想像通り達成できないという結末を迎えられる方もいらっしゃいます。
一方で、合格を手にする方も存在します。
なぜ、自信がないのに受かるのかということですが、
合格された方の多くが自信がない100%ではなくて、「これだけ勉強したのだから、受かるかもしれない」という自信も芽生えるからです。
自信がないけれども、自信があるところもあるとアンビバレントな感情になるのは、試験を突破できるだけの力量が備わってきているからとも言えます。
本当に自信がない状態で、諦めきっていれば、受験そのものを放棄する選択もある中、それでも真っ向から立ち向かって挑むという道を進まれているからです。
次はない、合格しなければならないというプレッシャーから、自信を持つのにも気後れしてしまう要素もあるのかもしれません。
昨日も記事にしましたが、どれだけかんぺきな準備を行っても、本番では必ず初見問題等の解けない出題が存在します。
自信を完全に持てなくとも、やることをしっかりと整えた受験生が合格できる試験になっていますので、本番まで当たり前のことを当たり前に重ねていけば、結果は後についてきます。
残りの受験勉強期間、最後の最後で「これだけやったのだから受かるかもしれない」という感覚が芽生える可能性が十分にあります。
その境地に達することができる者は決まって、諦めずに継続した受験生のみです。
公認会計士・司法試験・医師試験の三冠合格を果たした河野玄斗さんは、受かるかどうかのポイントは、受験勉強時に、「受かる気がする」という直感や湧き上がる感情から分かると自身の動画の中で述べていました。
これからは、受かる「かもしれない」「んです」力を日に日に強めていけるように、この絶対合格ブログで後押しさせていただきます。