今回社会福祉士試験の前哨戦として紹介する試験は「福祉住環境コーディネーター」です。
前回のメンタルヘルスマネジメント試験と同じ商工会議所主催(ただしこちらは東京商工会議所)の検定試験です。
次回試験日
2013年11月24日(日)
申し込み期間
9月10日(火)~10月11日(金)
先月の7月1日に2級試験を受検してきました。
この資格を知ったのは、仕事でかかわっていた外部業者の方の名刺に、「福祉住環境コーディネーター2級」と書かれていたことがきっかけでした。
調べてみると、福祉と建築がミックスしたようなカリキュラムだったため、宅建+社会福祉士取得者の私のやる気スイッチがONしました。
障害者・高齢者科目が中心に出題されます。
社会福祉士や地域包括支援センターの役割等も登場するため、親近感が湧く方もいらっしゃるのではないかと思いました。
使用した問題集は、『福祉住環境コーディネーター2級まるごと過去問題集〈2013年度版〉』
と、
『これだけ覚える 福祉住環境コーディネーター検定試験2級一問一答+要点整理 ’13年版 』
の2冊でした。
最初に手にしたのは、一問一答式の方でしたが、社会福祉士試験の受験勉強同様、私の場合はこの手の物を主戦力にするのは相性が良くなかったため、『福祉住環境コーディネーター2級まるごと過去問題集〈2013年度版〉』1冊だけで勝負することに決めました。
決め手は、過去10年分の問題から頻度別に構成されていて、見開き式であることと、解答にはイラストがふんだんに取り入れられて、専門用語や細かい数字を視覚的にマスターできることでした。
全部で約150問+最新過去問(第29回)+予想問題3回分という問題量の少なさでしたが、「1冊マスターできれば合格できる」という過去の経験を信じて、ラスト1週間集中的に取り組みました。
宅建、社会福祉士、メンタルヘルスマネジメント試験等で共通している一問一答学習法で、反復学習に臨みましたが、最終的には予想問題3回分までは取り組めませんでした。
あくまでも、過去問だけを3往復するような形に留まりました。
私が受検した会場では、見たところ受検者数は70~80人くらいでした。
老若男女年齢層広い受検生で埋まっていました。
試験案内開始までには、各々のテキスト・問題集を開いて、最後の確認をしている方も多数いましたが、私と同じ問題集を使っている人間は皆無でした。この点は社会福祉士試験の時と同様です。
いざ問題を開いてみると、ほとんどが過去問から出てきたものばかりでした。
社会福祉士試験のように、問題集に載っていないようなマニアックな問題や、捻ったような出題はほとんどなくて、どこかで目にしたような問題が揃っていました。
「最も不適切なものを1つ選べ」という形式が多かったため、選択肢の日本語表記に注目すると違和感があって、それだけで解けるような問題も複数ありました。
また、宅建や社会福祉士と科目がかぶっている点もあり、かつての知識が応用できて解答できた点も大きかったです。
この試験は全体的に見て、一般常識と日本語解釈の観点で解ける問題が多いと感じました。
ユーキャンの解答速報で、試験終了後の19時までには解答が揃いました。
試験結果は約40日後に郵送されます。
社会福祉士試験の中でも障害者・高齢者科目の基礎を培うためのきっかけとしてもオススメです。