フリースクール、不登校、社会福祉士
福岡県立大(福岡県田川市)は全国の国公私立大で初めてとなるフリースクール「キャンパススクール」を運営している。不登校の児童生徒を学校に戻し、社会福祉士などを目指す学生の実践の場にするのが狙いだ。夏休み中も学生ボランティアによる学習支援を行うなど着実に効果を上げている。
引用もと:◇児童生徒の学校復帰へ 学生の実践の場に 毎日新聞 2013年08月16日 地方版
このフリースクールは、2009年1月に設置されたらしく、目的は不登校の児童生徒対象の学習支援と心理的サポートで、学校への復帰を手助けするために元教員ら指導員と学生ボランティアが参加しているそうです。
ボランティア登録は学生ならば誰でもできるわけではなくて、1年時に「不登校・ひきこもり援助論」科目(全15回)を受講しなければならないそうで、今年度は全学生の約3分の1にあたる286人が登録したそうです。
フリースクールには、2011年度は小3から高1の計22人が参加し、うち13人が学校に通えるようになったとのこと。
スクールカウンセラーや社会福祉士を目指す方の中で、実践力を培うことを目的としているようですが、誰でもウエルカムというスタンスではなくて、基礎知識を体得して、熱意のある者が参加できるという仕組みは大切だと思います。
何らかの心の傷を負っていると思われる不登児に対して、闇雲に触れ合ってしまうのは、更に傷口を広げてしまう危険性もありますからね。
最近では、スクールソーシャルワーカーの求人も増えていて、社会福祉士の活動の場も広がっています。
それに伴って専門性も重視されていきますが、社会のニーズに応えられるために社会福祉士の存在がクローズアップされていくことは、嬉しいものです。