10月2日に発売したシンガーソングライター・文月メイさんのメジャーデビューシングル「ママ」が、虐待を受けた子ども視点の歌詞というところから議論を呼んでいるそうです。
同曲は児童虐待がテーマ。
「ぼくのことが邪魔なの?」「どうして、ねぇママ」とギター演奏のみで子供の心境を歌っています。
今年3月にyoutubeにアップされると「涙が止まらない」などの反響があり、再生回数13万回を記録。
デビューにあたり有線は9月から放送する予定だったが、歌詞が「ショッキング」として見送ったそうです。
文月さんは1986年7月24日生まれで、中央大学米英文学科を卒業しています。
2009年から2年間、学習塾の教室長を経験されていて、親から虐待された経験を持つ女子高校生や、母子家庭でいつも違う男性が家にいる女児らの心の声を聞いてきたそうです。
近年、子供を殴って死なせるなど虐待事件の報道が増えているのをきっかけに作曲。
「今後も周りで起きていることに対する疑問や違和感を歌にしていく」と話しているとのこと。
同曲に対しての反応は、
「涙が出てきた」「たくさんの人に聴いてほしい」といった肯定的な声もあれば、虐待されて死んだ子供が親を天国から見守っているという部分に対して、「殺した人間の傲慢な解釈」「(虐待する親に)都合のいい歌詞」といった批判もあるとのこと。
有線で配信見送りになったことについて「どこがいけないのか」という疑問の声も上がっていたそうです。
歌詞はこちらです。公式PVはこちらから見れます。