社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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独身・無業者のリアル



独身・無職者のリアル (扶桑社新書)




SNEPという新語を耳にしたのは、今から2年前のことでした。





SNEPとは? 知恵蔵miniの解説より引用



和製英語Solitary Non-Employed Persons」の頭文字をとった略語で「孤立無業者」のこと。


ニート研究で知られる東京大学社会科学 研究所の玄田有史教授が提唱した概念で、ニートが15~34歳までの若年無業者 であるのに対し、SNEP は20~59歳の無業で、知人や友人との交流がなく、未婚の人を指す。


総務省統計局「社会生活基本調査 」を基にした玄田教授の調査によれば2011年時点で、SNEPの人口は約162万人。


00年代を通して急増し、現在この数は20~59歳の総人口に対して、約2.5%を占める割合となっている。





最近はSNEPどころか、10年ほど前に知名度が爆発的に広がったNEETというキーワードすら日常生活ではあまり耳にしなくなりました。



このSNEPという定義に当てはまる人間は、馴染みがない言葉ではあるものの、4年前の調査で160万人を超えていて、その数字の多さからは、決して他人事ではないのです。



社会生活基本調査の実施は5年に一度なので、次回は来年度になりますが、昨今の社会事情を鑑みると、減少するどころか大幅に増加するのではないかと想像しています。



SNEPと聴くと、一見、人気グループのSMAPと誤認してしまうような響きですが、2012年頃の私はまさにSNEPの定義に該当していた生き方をしていました。




当時20代後半の私は、まさに無業状態で、友人との交流もなく、未婚状態でした。



完全にSNEP状態だったのは、正味1ヶ月でしたが、あの時代の精神的重圧感は今でも忘れることがないくらいしんどいものでした。



なぜそのような環境下に置かれていたかというと、決して誰かに強要させられていたわけではなくて、私自身がある国家資格取得のために、あえてその道を選んだのです。



6年ほど続けてきた社会人生活から退いて、資格浪人のように図書館と週に数回の資格予備校に通うだけの日々でしたが、社会との接点が閉ざされることがこれほどまで精神的に辛いとは想像以上でした。



結局、私はその孤独感と焦燥感に耐えられずに、アルバイト生活との両立を選ぶことにしましたが、そこでも世間の冷ややかな眼差しを直に浴びることとなります。



30歳前にもなって、勉強のためにアルバイトを選んでいるという生き方を好意的に捉えてくれる人間はなかなかいないものです。



同僚や先輩からは、「お前はその年にもなって何をやっているんだ」という蔑視の目線を感じられずにはいられない瞬間が多々ありました。


ミーティングで意見を言うのにも、アルバイトだからという立場的に受け入れられなかったり、そもそも発言すら出来ない雰囲気に飲み込まれることも多々ありました。



社員としてバリバリ働いていた身が一転してアルバイトとして働いていると、それまで培ってきた社会人としてのプライドや自信が悉く否定されてしまうことが少なくはなかったのです。



それでも、資格合格のためという理由があったので、メンツを保つことは出来ましたが、あの冷遇体験は今でも胸に刻まれています。




本書によると、人は誰でもSNEPと呼ばれる状態に転落してしまう可能性があると警鐘を鳴らしています。



昨日まで会社に所属した人間でも、契約が打ち切られたり、心身の故障によって断絶されてしまう人間がいかに多い社会であるのかを説明しています。



そのままズルズルと社会から距離を置いて、引きこもり状態に移行してしまう社会構造の根本には、現代社会では、簡単にやり直しが出来ないようになっているという指摘です。



特に年を取れば取るほど条件は厳しくなりますし、世間の見る目は明らかです。




一度レールを外れてしまった人間は脱落していく一方なのでしょうか。




本書では、無業であることが問題なのではなくて、孤立化している負のスパイラルから抜け切れなくなってしまう点を危険視しています。



これは私の意見になりますが、誰よりも理不尽な思いや挫折と孤独を経験している人間こそが第三者に慈愛を配り、困窮している人間に手を差し伸べられるような素質を兼ね備えています。



誰も信用できずに、ひっそりと沈んでいく人生は哀しすぎます。



社会が認めてくれないのならば、自分から救いの手を求めている人間のもとに赴いて寄り添うこと。



一人で抱え込まずに、辛い時、哀しい時、寂しい時は、誰かに吐露すること。



自己肯定感や生きる希望はそういう温かい交流から生まれてくるものです。




七転び八起きでもいいじゃない。



たった一度の人生、十人十色の生き方があるのだから。



少なくとも私はそう唱え続けます。