試験終了直後に 赤マル福祉が第23回精神保健福祉士試験分析を公開しました。
この記事では、過去11年分(13回~23回)の試験難易度分析推移をまとめています。
◆ 第23回精神保健福祉士試験試験分析
■ 共通科目
共通科目全体を概観すると、出題内容や難易度については例年の流れを汲んだものが大半を占めた。今までに繰り返し出題された重要事項についての理解を問うものも多く、難易度については例年並みであったものと思われる。
■ 専門科目
過去問の出題内容に加え、関連する内容についての理解も問われたことに加え、例年とは異なった新傾向の出題も見られたことからも、専門科目全体の難易度につきましては、昨年よりも難化したものと思われます。
合格点を推測するのに有効なのは、他でもない受験生のデータなので、赤マル福祉の自己採点サービスか、拙ブログの自己採点投票をご利用いただければと思います。
◆ 過去10年分の試験難易度評価
●第22回 合格点90点(専門のみ40点)
■ 共通科目
共通科目全体を概観すると、社会福祉士として身につけておくべき理解度を評価する問題も多く見られた。しかしながら、一部の科目に新傾向の問題が集中するなど、例年と比較して難易度の高い問題が増加したため、共通科目全体の難易度については昨年並み~やや難化したものと思われる。
■ 専門科目
国家試験では、正解すべき問題で確実に点数を取れたかが試されます。合格するためには過去問学習が必要不可欠であることは不変であり、専門科目全体の難易度につきましては、昨年とほぼ同程度であったものと思われます。
●第21回 合格点87点(専門のみ41点)
共通科目→出題内容や難易度については前回のものを踏襲したものといえるものであった。
難易度については前回よりもやや難化したものの、前々回よりは取り組みやすい出題内容であったものと思われる。
専門科目→科目によっては多少難易度の高いものもみられましたが、合格するためには過去問学習が必要不可欠、といえる出題内容であり、難易度につきましては、昨年とほぼ同程度であったものと思われます。
●第20回 合格点91点(専門のみ44点)
共通科目→比較的よく出る語句や内容であっても、今までとは異なった視点からの出題がみられた。これらの問題に適応できたかが試されるものといえる傾向であり、難易度については例年並み~やや難化したものと思われる。
専門科目→専門科目全体を通しての難易度につきましては、例年とは違った切り口からの出題であったり、見慣れない語句が増えたことを踏まえますと、昨年よりやや難化したものと思われます。
●第19回 合格点91点(専門のみ44点)
共通科目→全体的には標準的レベルの問題が多く、ここ最近の傾向を継承していることからも、難易度は昨年並みであったと思われる。
専門科目→テキストや参考書等で理解を深めたかが試される問題も多く、昨年よりやや難化したものと思われます。
●第18回 合格点86点(専門のみ42点)
共通科目→難易度については昨年とほぼ同程度であったといえよう。
専門科目→本質的な部分では大きく変わりはなかった、といえる出題内容でした。
●第17回 合格点91点(専門のみ44点)
共通科目→難易度は昨年よりもやや易化したものと思われる
専門科目→専門科目全体の難易度としては、例年と大きく変化していないものと思われます。
●第16回 合格点81点(専門のみ38点)
共通科目→例年通り
専門科目→難易度は例年と大きく変化していないものと思われます。
●第15回 合格点72(この回から163点中)点(専門のみ33点)
共通科目→昨年(第14回)並み~やや難しいもの
専門科目→出題形式の変化等により、昨年よりも難易度が上昇したものと思われます。
●第14回 合格点73(156点中)点(専門のみ35点)
共通科目→昨年並み(第13回)~やや難しいものと思われる。
専門科目→例年同様、比較的得点しやすい傾向は変わらない。
●第13回 合格点73(156点中)点(専門のみ35点)
共通科目→例年並みの難易度
専門科目→例年同様、比較的得点しやすい傾向は変わらず