昨日の記事で触れたのでご存知の方も多いかもしれませんが、3月17日の本日は、私の人生の中でも大きな節目の日です。
絶対合格ブログを開設してから丸9年目、9歳の誕生日なのです
絶対合格ブログのルーツ。
それはさかのぼること9年前の3月15日、合格発表後にmixiのコミュニティで、「独学で約40日で受かった勉強法と体験談をお伝えします」と書き込みをしたのが全ての始まりでした。
資格に合格したら即活かしたい、一日が経つごとに受験の記憶が薄れていくので、勢いのまま行動に移したのです。その思いを具現化させるために、SNSは最適でした。書き込みをするとすぐに「知りたい」という多くの方々のご要望が届きました。
そこで、どのような形で還元できるのかを思索しましたが、その結果を導き出すのに時間はかかりませんでした。
当時ネット文化として活用されていた「ブログ」という形式が最も情報を簡単に整理できて、不特定多数の方々に公開する手段として適していると判断したのです。
「今年こそは絶対合格」というフレーズは、私自身が資格試験で再チャレンジのスタートを切る前に自分自身に反芻させていた言葉でした。
2012年3月17日、社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」ブログは産声を上げました。
開設当時、まさか9年もの間継続出来るとは夢にも思わず、ただ受験勉強の公開記録をまとめて更新自体をストップさせるつもりでした。
この9年間の総アクセス数は3,864,577(3月16日21時40分時点)で、今月は約10万、1日5000アクセスくらいを記録していますが、当初は1日のアクセス数も大体100前後くらいだったような記憶があります。
ブログの原動力となったのは、「絶対合格ブログを見てくださる方々がいる」という有難さの一心で、新しい記事を書きたいという思いが日々高まって行きました。
開設当初は毎日の更新頻度ではありませんでしたが、勉強法だけではなくて、福祉に関連する本を紹介したり、社会福祉士として活躍されている方をリサーチして記事にすることで、新しい世界がどんどん広まって醍醐味が深まって行きました。
実は私はその当時、私は20代最後にやり残したことにチャレンジしたいという決意から、一旦仕事を辞めて行政書士という国家試験合格を目指していた時期でもありました。
自分の中で限界に挑戦してみたい、自分の可能性が最大限活かせる世界を開拓したい。
その思いでスタートした門出でしたが、暗中模索の日々で、この絶対合格が心の癒しとなり、今日まで紡ぎ続ける自己成就の懸け橋となって行ったのです。
図書館に籠って独学に耽る日々でしたが、休憩時間に絶対合格ブログを更新するのがつかの間の楽しみでもありました。
いつから、行政書士の勉強そっちのけでブログの記事作りに没頭している自分がいました。
自分で掲げた目標ではあったものの、いざ毎日のように法律の勉強に没頭するのは苦痛で仕方がありませんでした。
反面、絶対合格ブログは自分と向き合う作業だけではなくて、私を必要としてくださり、待っていてくださる読者様がいる、その差は明らかに私の心を変化させていきました。
世間から離れ、苦行の中から見出した私にとって唯一無二の希望の活動となりました。
今までの人生の中で継続的に自分の意思で取り組み続けて来られたことは片手で数えるくらいしか思い当たりませんでしたが、絶対合格ブログは私の人生を大きく変える出逢いの幕開けでした。
それから紆余曲折あって、初めて社会福祉士として勤めるようになってから、間もなくして初めて受験生のみなさんを応援する側としての合格発表を迎えました。
合格率が唯一20%を切ったあの波乱に終わった第25回です。
合格者の方の声が届いた時、これほど嬉しい瞬間はありませんでした。
試験の形態は違うものの、私も行政書士の受験勉強に傾注していたので、合格された方の苦労が報われた瞬間、私も救われる思いがしました。
その反面、初めて経験した合格に辿り着けなかった方々の生声。
これほど辛くて悔しい経験と言えるものはありませんでした。
開設当初は2年目の再スタートという選択は意識はしていませんでしたが、残念な結果に終わった方々とともに来年度合格を成し遂げた姿を見届けたいという思いが新しい私の挑戦に繋がったのでした。
以後その繰り返しで今日まで至っています。
この9年間を振り返れば、運営課程で言葉では表せないほどの様々な出来事や思い出がありました。
第30回試験の合格発表後は、第25回試験結果以上に私自身の精神に影響を及ぼしました。
合格点はにわかには受け入れがたい99点。
社会福祉士試験は努力をしても報われない試験に変貌してしまったのか。
失望と絶望にうなだれる受験生の悲痛な声を受けるたびに、このブログの存在意義はあるのだろうかと激しく自問自答していました。
そんな折に、電話やメール、コメントを通して、受験生のみなさんから、
「来年も受験するのでブログを続けて欲しい」
「これまで絶対合格ブログとずっと一緒に歩んできたので、これからも続けて欲しい」
という生声を聴かせていただき、「来年こそは絶対合格」というスローガンに変えていきました。
皆さんのエールがなかったら、今日まで続けてこれませんでした。
私一人では限界がありますし、そんなに強い人間ではないからです。
ブログでは一人目のようなことを言っているように見えても、プライベートや職場では上手く行かないことの連続で、落ち込んだり引きずったり、自分を責めることもしばしばあります。
これまでも、
就職活動で数十社以上に不採用となったり、
好きになった異性には、数年間、数十回以上ことごとく恋愛対象外でいい人止まりになったり、
資格試験も十数回不合格になったりして、
「なんて自分は弱い人間で魅力がないんだろう」と、疎外感や自己卑下を繰り返すこともしばしば訪れています。
このブログは、弱い私の失敗体験や後悔の蓄積から生まれた背景があったのです。
そんな私に生きる活力を与えてくださっているのは、他でもないこのブログを必要としてくださるみなさんの存在でした。
「これからも感性を大切にしてください」
「これからもブログを続けてください」
「これからも読ませていただきます」
七転八倒でも立ち上がって続けて来られたのは、このような声を送り続けてくださったあなた様のやさしさのおかげです。
一昨日の夜に電話をかけてくださった方、個人メールを送ってくださった方。
全国津々浦々で頑張っていらっしゃるみなさんの存在に思いを馳せながら私は今日も記事を打てています。
「ブログのチカラになりたい」という温かいエールを送ってくださった仲間たちのみなさんと出逢えて良かった。
コロナ禍で人と人との絆を再認識させられている中、絶対合格ブログで巡り合ったみなさんとのやり取りは宝です。
アクセス数やコメント数は年々伸び悩んでいますが、必要としてくださる方がいる限り、絶対合格ブログの歴史は続きます。
この9年という歳月で、私の人生の一部にもなっている絶対合格ブログ読者のみなさんへの恩返しと新しい歴史を共に築きたいという強い思いでこれからも挑戦を続けて歩んで行きます。
2020年12月21日絶対合格ブログに転換期が訪れました。
6年以上毎日更新してきたのですが、たった1回の失態で途切れてしまったのです。
理由は「更新するのを忘れていたから」。
それどころか普通に更新していたつもりだったのですが、気づいたのは翌日になってからでした。
「絶対に更新をストップさせない」という私の中で決めたルールはプレッシャーとして押しかかることが何度もありました。
1回のミスによって毎日更新の歴史は止まりましたが、私の中では新しい感情が芽生えていました。
「これからは、好きな時に、好きな記事を書こう」と。
もちろん、これまでも好きな記事を書いてきたのですが、毎日欠かさず発信しなければならないという使命感は、書くことそのものが辛くなることや、発信することの意義を見失うようなことが何度も訪れました。
私はそのような辛い心情も、受験生のしんどい気持ちが共感できるという思いからプラスに変えてきましたが、その制約から解き放たれたことで、これからは「自分が書きたい記事」を優先して発信するように努めることにしました。
今日を持って正式にブログ10年目のスタートを切りました。
ついに二けたで、一年後を想像した時の達成感はすごそうです。
1日1記事更新は厳しくなりそうなので、なんとか来年度の合格発表日までブログを継続させることという目標を掲げさせていただきます。
改めまして、全ての絶対合格ブログ読者の皆様へ。
このブログとTAKA氏と出逢ってくださり、本当にありがとうございました。
そして、これからもみなさんの応援と知恵をぜひお貸しください。
新しい企画も常に模索していますし、みなさんのご意見や私にない経験を教えていただくことで、絶対合格ブログは進化していきます。