社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

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第37回社会福祉士試験・第27回精神保健福祉士試験対策・国家資格キャリアコンサルタント試験対策がメインですが、全ての資格試験に共通する効率勉強法を紹介しています。

社会福祉士試験は約35日間、精神保健福祉士試験は約20日間、キャリコン試験は約30日間独学で一発合格を果たし、公認心理師試験は1日1時間未満、楽学勉強法中心でリベンジ合格を果たしています。

試験前から合格発表日までのマークミスの不安、孤独な勉強の不安等、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

精神保健福祉士試験出題推移をみて、第25回試験の合格点や傾向を推測する


 

今回は精神保健福祉士試験専門科目編ということで、第21回試験はどうだったのか(第20回試験比較)、そして第25回の試験構成の予想について触れたいと思います。

 

第20回精神保健福祉士試験の合格点は93点で、第21回試験は87点でした。

 

 

 

まず、「一つ選べ問題」と「二つ選べ問題」の構成です。

 

第21回試験、第20回試験ともに「1つ選べ問題」が67、「二つ選べ問題」が13問でした。


ちなみに「二つ選べ問題」の過去最多が第22回・第23回で、16問でした。

※最新の第24回試験は12問でした。

 

出題文の5肢については、第21回試験は文章問題(句読点がつく)は第20回試験と比べても微減(45→42問)しています。代わりに単語の数(例:扁桃体等)は第21回試験よりも微増(34→37問)しています。

 

専門科目全体の文字数は第20回試験比で微減(22,507→20,558字)しています。単語の数が微増している点が全体の文字数に影響しているようです。

精神保健福祉士試験第22回から24回までの合格率、合格点の推移は

 

第22回、第21回、第20回の合格率推移が62%台で、合格点が40、41、42点(専門科目)と微増でした。

第23回は64%、第24回は65%で、合格点は44、47点と上昇中です。

 

第25回精神保健福祉士試験の合格点はどうなるのか

 

最新の第24回の合格率は65.6%、合格点47点(全体では101点)に上がりましたが、第25回試験構成自体の大幅な変更はなく、合格率60~65%以内に収まるように調整され、実質6割程度に収まる点数で合格できる試験になる可能性が高いと推測しています。

 

 

なぜそう言えるのかの判断材料として、2020年11月に、社会福祉振興・試験センターから5年ぶりに送付された「就労状況調査」に書かれていた送付内容があげられます。

 

対象者は、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の登録者です。

今回調査を実施することになった旨が下記のように書かれています。

 

 

 3福祉士は、それぞれの制度発足以降、着実に登録者数が増加し、所属する施設や事業所、病院等において福祉・介護の専門職としてご活躍いただいており、近年、医療・福祉・介護ニーズの多様化複雑化に伴い、その重要性が益々高まっております。

 一方で、少子高齢化が急速に進む中、人材不足といった課題も生じており、3福祉士の資格を有する方々が医療・福祉・介護分野において更に活躍できるよう、厚生労働省としても様々な取り組みを行っているところです。

 

去年の4月の記事でも触れましたが、コロナ禍において福祉職のニーズと専門性は高まっています。

 

第24回試験は第23回試験時よりも約400名も増加しています。

第24回試験は、受験料が37%も増加し、社会福祉士試験よりも上昇していましたが、全体の受験者数が増えています。

 

受験生にとって精神保健福祉士資格のニーズが高まっている証であもります。

 


実際に、仕事柄就労移行支援事業所、就労継続支援事業所等のスタッフさんとやり取りをすることが多いですが、名刺に精神保健福祉士が書かれている方が年々増加しているように感じています。

 

第5回公認心理師試験の受験生の中でも、「次回は精神保健福祉士試験を受験する」という方の声が複数聴かれました。

 

 

社会情勢を見れば、貧困層はますます広がり、精神疾患を抱える方の支援や生きづらさを覚える方への調整がより必要になってくるでしょう。

 

質の高い社会福祉士や精神保健福祉士が必要とされるからと言って、今年度も社会福祉士試験の合格点を100点以上にして、合格率を20%程度に収めたり、精神保健福祉士試験の合格率を50%以下に絞るようになるという極端な動きにはなりにくいでしょう。

 

2022年1月に開催された試験検討会でも、6割基準は今後も継続されると報告されています。

 

現在の総得点の 60%程度を基準として難易度補正を行う基準は、安易に引
き下げるべきではなく、今後も継続すべきである。

 

社会福祉士国家試験の在り方に関する検討会(令和4年1月 17 日)より

 

合格率や合格点がどのようになるのかは想像の域でしか留まりませんが、いかに出題傾向が変化したとしても、応用できる確実な知識が固まっていれば、絶対合格をつかみとることができます。

 

注目すべきは、共通科目&専門科目の両方を受験された方の合格基準点が100点を超え、得点率が6割を大きく超えたことです。実際に受験した方からも、共通科目・専門科目ともに、「例年よりも点数が取りやすかった」という声も聞かれました。精神保健福祉士の国家試験の合格率が例年60%台で推移していることを考えますと、問題が容易だからといって、気を抜くことなく、点数を取りこぼさないようにすることが必要といえます。
 精神保健福祉士として身につけるべき事項は大きく変わることはありません。試験問題を選択肢レベルで見てみますと、過去に出題されたものとほぼ同じ、というものも見られました。この選択肢を理解してさえいれば正解できる、といった問題もあり、過去問学習の重要性は不変である、といえる試験結果でした。