第35回社会福祉士第25回精神保健福祉士試験まで残すところ10日を切りましたが、みなさんの勉強具合はいかがでしょうか。
あくまでも想像の世界ですが、今この記事をご覧いただいている受験生のみなさんの中で、余裕状態の人はほとんどいないのではないかと想像しています。
もう時間が足りない。
まだまだ勉強が足りない。
という焦りやプレッシャーに駆られている方の方が多いと思います。
先日、私宛の質問で、「本試験直前で初めて解いた時に、何点取れていたら及第点でしょうか」という内容が届きました。
その問いに対しての明確な回答はできませんが、私自身の体験談を述べれば、本番1週間前に解いた前年度試験が半分以下の出来で、とてつもない焦りに襲われましたが、そこから死に物狂いになって追い込めたことで滑り込むことが適いました。
この記事をご覧いただいている方の中には、勉強の攻略法や試験のマル秘テクニックを期待されている方もいるかもしれません。
そんな中水を差すようですが、絶対合格を目指す上で今回強調したいのは、「当たり前のことを当たり前にこなす」ことが何より重要ということについてです。
具体例を上げると、
毎日必ず問題集をこなす。
やると決めたら、絶対にノルマをこなす。
毎日復習は欠かさない。
地味のようですが、この繰り返しこそ本番で実力を発揮するために不可欠です。
こういうと、
「そんな当たり前なことわかってるし、もう実践しているよ。もっとマル秘テクニックみたいなものを知った方が楽に受かるんじゃないの?」
なんて野次を飛ばしたくなるかもしれませんが、アタリマエのことほど難しいのです。
私がよく例えで上げる逸話として、戦国時代から安土桃山時代にかけての茶の達人として名を馳せている千利休と弟子とのやり取りを紹介します。
千利休が弟子に、「茶の湯の神髄とは何ですか」と問われた時の、『利休七則』という問答からです。
茶は服の良きように
炭は湯の沸くように置き
夏は涼しく
冬は暖かく
花は野の花のように生け
刻限は早めに
降らずとも雨具の用意を
このように相客に心せよ。
この言葉を聞いた弟子は、呆れ気味にこう返しました。
「師匠、何を今さら当たり前のことばかり並べ立てられるのですか」
千利休は淡々と次のように諭しました。
当たり前のことを十分に実行できるのならば、私があなたの弟子になりましょう。
当たり前のことを行動に移すことがいかに難しいか、そう諭したのです。
当たり前が当たり前になるくらい勉強を続けているみなさんは確実に絶対合格レベルに近づいています。
これから試験日までは、体調管理、勉強含めて、当たり前のことを意識的に続けて行ってくださいね。
2022年度社会福祉士・精神保健福祉士試験応援メッセージ
平成30年度社会福祉士合格者です。
主事からの道のりだから長かった… また、動機も不純でして。
当時の上司のパワハラに対して 「お前を見返してやる!」と。
でも不思議なことに合格したら 「これでやっとスタートラインに立てた」 と思ったんです。
上司への気持ちなんて、どっかに行っちゃいました。
そして今年は精神保健福祉士を受験します。
受験生の皆様、 ご自身のやってきたことを信じて 当日をお迎えください。
そして私も受験生ですので 一緒に頑張りましょうね!
おもちさんより