第26回精神保健福祉士国家試験専門科目試験日まで2週間となりました。
拙ブログで安定して人気がある過去記事の中で、「第36回社会福祉士国家試験の合格基準点は何点になるのか」が上げられます。
過去13年間の社会福祉士国家試験の傾向から第36回試験の合格基準点を推測した記事ですが、言うまでもなく、何点になるのか現時点(2024年1月20日)では誰にもわかりません。
「試験センターはわかっているよ」とツッコミたくなるかもしれませんが、そこは承知の上で設定値がそのままにならない可能性があると言っています。
なぜかというと、社会福祉士、精神保健福祉士国家試験の合格基準点は、受験生全体の出来具合によって変化する相対評価だからです。
試験センターが事前に「6割基準」と謳っておりますので、社会福祉士国家試験を基準にするならば、90点がベーシックラインとなっているのは確かです。
ただし、過去の合格点の推移を見てみると、72点から105点まで30点以上の開きがありますし、合格率も第25回18.8%から第35回44.2%まで差があります。
予め試験センター側としてみれば、合格基準点を想定していると思われますが、実際に受験生全体の出来具合がどの程度になるのか、その年の合格者数をどのくらい輩出したいのかによって、合格点や合格率を調整することが見込まれます。
例えば過去最低合格点、合格率であった第25回試験は、おそらく試験センター側からすれば想定外の結果となったはずだと見立てています。
合格基準点から20点近くも下がってしまう国家資格は、試験としての信頼性を損ねるような表れにもなるからです。
様々な関係機関からの指摘や提言もあったようで、第26回試験は84点27.5%と、第24回試験以前のような水準に戻りました。
合格基準点は試験直前のこのタイミングではわからないですし、狙って出せる点数ではありません。
想像を膨らませて杞憂するよりも、6割基準を突破するための絶対合格力を最後まで磨き続けることをオススメしています。
※合格基準点予測については試験終了後に毎年触れています。