社会福祉士試験では、マークミスだけは防ごうと全神経を集中して臨んだ私が、ありえないミスを残してしまったかもしれない不安に支配されたのです。
試験終了後に、マークミスではなくて、「マークシートの消し忘れミス」を冒してしまった可能性に気がついたのです。
どういうことかと言うと、マークシートの余白にメモ書きのように、薄く数字を書き残したまま、提出してしまったかもしれない不安感に駆られたのです。
試験問題を解いていて、後回しにした問題を忘れないように、マークシートにチェックしておいたのですが、ラスト10分は切羽詰まっていて、自分が書いておいた数字を消すことをすっかり忘れていたような気がしてたまりませんでした。
そう思い返したのは、自己採点終了後、冷静になったその夜になってです。
翌日朝一で、センターに問い合わせしました。
余白に薄く書いても読み取りミスになって、採点不可能になることはないかを確認しました。
しかし、返ってきた答えは、
「センターに解答用紙が集まっていないため、確認できないので、返事はいたしかねます」
との至極当然の答えでした。
ここで引いては不安が残ったままなので、すかさず過去に自分と同じようなケースで、採点不能になった人はいるか、一ヶ月後にもう一度連絡したら、調べてもらえるかの2点を尋ねました。
「過去の前例は個人情報保護により、お答えできません。」
「申し訳ありませんが、後日こちらで調べることはできません」
というマニュアル的な対応でした。
結局、合格発表日まで真相は解りませんでした。
蓋を開けて見れば杞憂だったわけですが、もしかしたら無意識的に消していたのかもしれませんし、やはり書いてあったものの、問題なく読み取り機でひっかからなかったのかもしれません。
本試験では魔物が住んでいると度重ねて拙ブログで発信してきましたが、試験前に自信があった人間でも、試験中は想定外にしないような展開を迎えるものです。
今回のようなまさかの専門科目の難化などを受けると、どうしても心理的に堪えるものです。
平常心を保てないことから、マークミスや私のような凡ミスをおかしてしまったかもしれない恐怖が後に残るのも不思議ではないと思います。
今年も多くの受験生がこの試験問題に悪戦苦闘されています。
望むような結果ではなくて、放心状態、絶望状態の方にとっては、合格発表までの45日間だけではなくて、この先のことを考える余裕もないかもしれません。
想像は膨らむ一方かもしれませんが、まずは健闘された自分をいたわって、これまで頑張ってきた分、脳に休養を与えてあげてくださいね。