最近、メールにてぼちぼち学習相談や進路相談が寄せられていますが、主サイト対応との兼ね合いで、原則個別の回答は控えている状況です。
カテゴリーをもとに、ブログ上の情報をご参照いただきますよう願います。
私が受験した当時には、本番までほとんど勉強しないまま挑んだ同級生が数人いました。
時間がない、仕事が忙しい、今年は様子見で、来年本気を出すから良いんだ。
彼らは決まってこのような理由を口にしていましたが、みな結果は一様でした。
ネット上で、
社会福祉士は無勉で受かる。
一ヶ月あれば余裕で受かる。
福祉系最難関国家資格って言っても、30%弱も合格しているんだから、そんなに本気にならなくても受かるんだよ。
なんて書き込みを毎年のように目にしますが、勉強にやる気が起きない時にそのようなフレーズを多々見れば、自分が勉強を辞める良い口実に使ってしまう危険が生じます。
私の友人は、2回目の再受験でしたが、あと4点で落ちました。
前述したように、本試験までは仕事に追われる日々でやる気が起きずに、ほとんど手をつけないまま本番を迎えたとのことです。
彼は本試験の出来具合から不合格を確信していたようで、さほど落ち込んでいる様子がありませんでした。
しかしいざ自己採点が終わって惜しい結果だったからだか、次のようなことを言い残しました。
社会福祉士って仕事に絶対条件じゃないからさ、今一本気になれなかったんだよね。
それでこの点数だから、本腰入れれば受かってたかも。
去年受けた介護福祉士は業務に直結してただけに勉強したから、7割得点できて受かったんだけどね。
他方、初受験だった会社の同僚は、試験が終わった後の感想として、以下のようなことを放ちました。
受かるわけないじゃないですか(満面の笑み)
だって全く勉強しないで受けたんですよ!(ニコニコ)
今回は腕試しが目的だったんですから!(決め顔)
あまりにも堂々と理由を述べていて、自信に満ちた言い方だったので、質問したこちらが拍子抜けしたくらいのインパクトでした。
二人の発言からわかるのは、「本試験は勉強をしっかりしないと受からない」という試験の真髄です。
特に試験改正後以降は試験問題の質や合格点を見ても、決して楽に受かるような試験ではなくなっています。
次回は、実際に短期間合格を果たした先輩から学ぶ、試験への心構えについて触れていきます。