健康で文化的な最低限度の生活 全4巻
新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。
えみるはここでケースワーカーという
生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、
そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして――(Amazon)
「このマンガがすごい大賞2015」のオトコ編10位に選出されているほど支持率が高い作品です。
平成27年4月から「生活困窮者自立支援法」が開始されました。
行政だけに留まらず、NPO法人を筆頭に、生活困窮者支援を広げる団体が増えてきました。
相談支援員として、社会福祉士、精神保健福祉士有資格者が要件に掲げられている場所もあり、今後の取り組みが期待されています。
本作は公務員(行政)の立場から描いた生活困窮者支援の物語です。
ビッグコミックスピリッツで連載中で全4巻発売しています。
日本国憲法25条1項に記されている「すべて国民は、
ケースワーカーの新人公務員が様々な生活困窮者のケースと向き合うことで、健康で文化的な最低限の生活とは何かについて考えさせられるような作品になっています。
職員の目線から描かれていることで、ケースワーカーの心情描写が詳らかに表現されています。
ブログ読者で社会福祉士に合格された方にも、本書を手にとって世界が広まったと感想を寄せてくださった方もいらっしゃいます。
生活困窮者の実態やケースワーカーの役割を知りたい方にはオススメの作品です。