社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

第31回社会福祉士試験対策のまとめ

今回は、最近ブログを発見してアクセスくださっている方のために、改めて拙ブログで過去問中心勉強方法で、新カリキュラムになった近年の社会福祉士国家試験に対応できる理由を説明したいと思います。

 

ちなみに、拙ブログでは過去問中心勉強法を推奨していますが、言い換えるならば、問題集一点重点勉強法とも言えます。

 

なぜならば、どこの出版社の問題集でも、過去の出題がベースに使われているという点は変わらないからです。

 

1.ボーダー100点を取れれば合格できるから

新旧カリキュラム合わせた過去11年分のデータを見ても、100点取れれば、合格できる設定になっています。

 


合格水準は、6割程度から難易度補正と公式に明記されていることからも違和感はないわけですが、第30回以外は90点以下でも合格できる結果になっています。

 

これは、合格率26~30%をキープすることに関連していますが、今後も出題問題の難易度が高まることはあっても、合格点を100点以上に上げるという大幅な変更は考えにくいものです。

 

この100点さえ取れれば、合格できるというのが過去問題一点集中の学習法の理に適っているのです。

 

私が受験データを集めるようになった第23回から、24回、26〜30回の問題構成を見ても、過去問から出題された類似問題が多くを占めていたという印象があります。

 

実際に、各試験終了後の赤マル福祉の採点結果を見ても、過去問からである問題が非常に多かった記憶があります。

 

過去問以外の出題として見られるの特徴は、一般常識や教養から答えられるような新出問題であったり、統計データや、いわゆる奇問・難問と呼ばれる正答率が低い問題が見られます。

 

つまり、過去問全体像をしっかり自分の頭に俯瞰できるほどマスターすれば、本番で100点を取得することは難しくはないわけです。

 

前代未聞の第30回試験の結果を受けて、第31回は100点以上になる可能性はあるのかと不安を覚えている受験生も多いのではないかと想像します。


確かに、相対評価の試験なので、受験生全体のでき次第ではその可能性はありえます。
ただし、その場合は試験問題レベルが容易であることが想定されるので、基礎的な出題が多めになることが見込まれます。

 

そのためには、問題集を重点的にマスターして基礎問題を取りこぼさない努力が不可欠になってきます。

 

 

2.過去問学習法によって、勘が鋭くなるため

 

徹底的に学習していると、本試験で類似問題を目にした場面だけではなく、未知の問題に出くわしても、直感や、消去法で答えた時の正解率が高くなるメリットがあります。

 

本試験では、言い回しをかえたり、ひねくれた形に焼き直して出題しているものが半分以上見られます。

 

過去問で解いたことがあるキーワードが書かれていても、少し違った角度から問題を突かれたりすると、動揺して「やっぱり違う選択肢が正解かな」と惑わされたりしがちですが、自分の直感を信じて、「この問題は過去問で解いたことがあるぞ、だからこれだ」と深読みせずに選ぶと、正解である場合が多いです。

 

とくに、消去法で二つまで絞れる問題が何問もありましたが、一つだけを覚悟して選ぶ場合も、直感の力は大きいです。

 

そして、初めてみる問題でも、何度も何度も過去問を解いていると、本試験形式に慣れているので、出題が何を求めているかが見えてきたり、問題や選択肢の意味が分からなくても、消去法で解けてしまう問題も数問あります。

 

そうはいっても、どうしても過去問題だけでは解けない統計問題や、新出・奇問、割れ問等は必ずありますが、頭の隅にある知識が功を奏して直感が生かせることもあるものです。

 

150問中の50問も不正解でも受かるという事実からしても、完璧にマスターしなくても、0点科目さえ出さなければ受かるのです。

 

よく、「どのように過去問を使いこなせば合格できるのか、その答えを知りたいです」という質問が届きますが、私は再三申し上げていますが、

 

「なぜ」を答えられて、「反復学習」に尽きると強調しています。

 

答えを丸暗記するのではなくて、問いに対するなぜ?をしっかりと自分の頭で考えて答えを出せるようになるまで反復学習すること。

 

その王道に尽きると言うことです。

 

ちょっと古い資料になりますが、10年ほど前の「社会福祉士及び介護福祉士国家試験の在り方に関する検討会」報告書についての中で、

 

今後の試験について、以下の条件を検討する必要があると明記されています。

 

1. 単純な知識の想起によって解答できる問題(タクソノミーⅠ型)のみならず、


・ 設問で与えられた情報を理解・解釈してその結果に基づいて解答する問
題(タクソノミーⅡ型)や、
・ 理解している知識を応用して具体的な問題解決を求める問題(タクソノ
ミーⅢ型)を充実させていくこと


2. 一問一答形式の問題に簡潔な状況を付すことにより、状況に応じた判断力を問うことができる問題(以下「短文事例問題」という。)を出題するとともに、短文事例問題も含め、事例問題の出題数を増加すること


3.科目の特性に応じて、単に「○○は○○である」といった事実関係のみに言及する選択枝に留まらず、「○○の状況下において、○○となると、○○となる」といった知識の連続性や状況に応じた知識の活用力を問うことができる選択枝による問題を出題すること

 

受験生活で培った知識の応用力が求められていることがうかがえますが、それほど基礎の基礎を疎かにしてはならないという意図が汲み取れます。

 

なお、本試験では事前学習以前にメンタル面も肝心になってきます。

 

どれだけ学習を積んでも、模擬試験で90点超えの好成績を出せても、本番で緊張しすぎてしまい、頭が真っ白になって実力を発揮できなかったり、高熱やインフルに発病してしまい、試験どころではなくて泣きを見てしまう方も少なくはありません。

 

未然に防ぐような記事を提供するためにも、メンタル面のサポートに特化して発信していくつもりです。

 

今回の記事は拙ブログの根幹にもある部分なので、また11月か12月に再掲するつもりです。