福祉系資格最難関の社会福祉士試験は楽には受からない。
過去問オンリーで臨むのは無謀である。
私が受験生の当時に、試験情報をネットでリサーチしていると上記のようなメッセージが何度か目に入りました。
ネット上の合格者のメッセージを見ていると、「勉強が嫌い」「やる気が起きない」なんて、キーワードは御法度であることを痛感しました。
改めて、自分が試験に対して楽観的すぎたことを再認識させられました。
受験は甘ったれた根性では受からない。
そもそも楽に受かろうとするヤツは、絶対に落ちる。受験は苦しいのが当たり前なのだから。
やる気がないヤツは端から受けるな。
一日に長時間勉強するのは当たり前のこと。
普通のことをしていたら、必ず落ちる。
弱音を吐くな。誰だって苦しくて当然だ。受かりたいなら乗り越えろ。
まるで、怠け者は、そもそも受験する資格がないような忠告を多々目にしてきました。
かくいう筆者達も死ぬ気で頑張って好成績を収められたからこそ、そのように力説できるのでしょう。
その文面からは、並々ならぬ努力が裏づけされた説得力が伝わってきます。
実際に、100点以上の高得点を取って合格した同級生は、早い時期から猛勉強を重ねていたそうです。
確かに、本試験は、付け焼刃の知識が通用するような簡単なものではありません。
合格率30%以下という数字は伊達ではありません。
プライベートや娯楽を犠牲にしてでも本気になって取り組まないと、合格を勝ち取ることなど夢のまた夢というのも、よく分かります。
けれども、全ての受験生が合格を果たすために、そのような条件に順応できるとは限りません。
仕事をしながら、子育てをしながら、就活をしながら並行して臨まれる方が大多数でしょう。
現に、私のような長時間の勉強耐性に弱いタイプの人間は、一日に2~3時間勉強時間を確保するのがやっとで、受験モードも約35日間が限界でした。
その限られた受験期間では、決して我武者羅に勉強し続けたわけではなくて、息抜きを入れながらなんとかモチベーションを保ってきたのです。
もしも勉強だけに没頭していたら頭がおかしくなって、ドロップアウトしていたことでしょう。
出来ることと出来ないことの限界を知ること。
己を分析することが勉強のスタートラインでした。
勉強一辺倒ではなくて、仕事、プライベート、勉強と、バランスよくこなすように心がけながら本番を迎えました。
続く