社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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令和3年度第34回社会福祉士試験合格点予想【90点超えになるか】


2021年度第34回社会福祉士試験の合格点は一体何点に収まるような試験構成になるのか。

 

多くの受験生が気になるこのテーマについてこれまでの試験データをもとに2021年4月末現時点での私見をまとめました。

 

 

 

■ 過去14年分の合格点・合格率まとめ

 

平成時代に行われた第20回以降の過去14回分結果を見ても、本試験では100点を取れれば合格できる試験レベルになっています。

 

 ボーダー (不適切問題の数:処置) 合格率

■旧カリキュラム(13科目)

 

第20回87点 (不適切問題3問あり=2問全員正解:1問2肢正解)30.6%

第21回85点 29.1%

 

■新カリキュラム(19科目)

第22回84点 (不適切問題2問あり=2問全員正解)27.5%

第23回81点 28.1%

第24回81点 26.3%

第25回72点 18.8%

第26回84点 27.5%

第27回88点 27%

第28回88点(不適切問題2問あり=2問全員正解) 26.2%

第29回86点 25.8%

第30回99点 30.2% 

第31回89点(後日追加加点で+1点)29.9%

第32回88点 29.3%

第33回93点 29.3%

 

 

私は受験前に、初めて社会福祉士試験のデータを集めた際に、6割以下(90点)の点数でも合格できるのならば、何とかなるのではないかという勇気が湧いたことを覚えています。

 

国家試験で6割以下の合格点でも受かる試験というのは、当時他には知らなかったため、とてもハードルが低く感じたからです。

 

ところが、蓋を開けてみれば約35日間の勉強期間では、90点以上の点数を出すことはできませんでしたが、6割以下でも受かるという相対評価は大きな救いになりました。

 

私が受験した後の第25〜33回までの試験結果の中で、確変が起きたのは、第25回第30回試験です。

 

第25回は想定外の5割以下の合格ラインで、なおかつ合格率が20%を切る低水準な結末となりました。


対して第30回試験は史上初の不適切問題0で90点を大幅に上回る激動の回に終わりました。

 

■ 第34回試験の私的合格点予想について

 


今から合格点を予想するのはナンセンスと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、第25回から第33回までの9年間の歴史とともにブログを継続してきた私の意見を述べたいと思います。

もちろん、予想はあくまでも一個人の想像なので、参考程度にとどめてください。

 

 

 

第34回試験の合格点予想

 

90点前後(88~92点)

 

 

第34回試験の予想根拠

 

1.第33回試験構成に近い構成になること。

2.捻った問題(参考書レベルで書かれている細い出題(人物名や法律等)と、時事ニュースで耳にするような出題)と、基礎的な項目(過去問で頻出するような出題)が散りばめられる。

3.合格率が30%弱になる。

 

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その理由

 

・第30回試験以降4年間合格率が約30%に収めており、合格点を6割よりも上げようとしている意図を感じられないこと。

 一方で、受験者母集団のレベルが上がっており、第33回試験では93点29.3%という高水準に終わった。

・受験料が1万円を超えたことプラスコロナ禍の影響で、記念受験組が減ることが想定される。

第32回試験受験者数 約40000人

第33回試験受験者数 約35000人


40代の受験層が増加していることからも、基礎知識や教養を備えている方々が相対的に点数を底上げする。よって、第26回試験以前のような80点台前半は想定しにくい。

 

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・第33回試験の傾向から、過去問を丸暗記したような勉強法では通用せずに、受験時代に培った知識を臨機応変に使いこなせる応用力を求められる出題が続くことが想定される(2020年度より新スタートを切った大学共通テストのような思考型試験への転換に近い部分を感じる)。

加えて、第33回試験で限りなく合格点に近い受験生(88~92点)が再受験されることが想定されるため、相対的に合格点が底上げされる可能性がある。

 

 

総合的に勘案して、私の予想では、第34回社会福祉士試験は90点前後で、100点を上回るような可能性は低いのではないかと見立てています。

 

落とす試験ではない社会福祉士試験が第30回試験で合格基準点の6割(90点)を大幅に超えるような結果を残したことで、かつてないような波紋を広げることとなったからです。

 

日本ソーシャルワーク教育学校連盟会長談の中で将来的な合格基準点について下記のように言及しています。

 

合格基準点における合格基準からの補正の範囲は、合格基準を絶対基準として行うことを目指し、合格基準として定められた60%の得点(90点)を上回ることのないようにすべきである。

 

 

■ 新型コロナウイルスの社会福祉士試験への影響はあるのか

 

 

 

結論から申し上げると、大いにあるというのが私の予想です。

 

それは、そもそも社会福祉士試験が中止や延期になるという指摘ではなくて、社会福祉士の社会的ニーズがより増すことが想定されるという点です。

 

この点は第30回試験終了の時点でも日本ソーシャルワーク教育学校連盟会長談で言及されています。

 

福祉人材へのニーズは急増し、我が国でも地域共生社会の担い手として社会福祉士への期待が高まり、また様々な福祉以外の領域・職域でも、社会福祉士への求人・ニーズは広がり、高まっている。しかしながら、受験者数は多少の増減をしつつ横ばいであり、現在のソーシャルワークへのニーズに応えるための人員の確保が容易でない状況である。

 

 

■ 人と人とのつながりを再構築するための社会福祉士としての役割

 

未曾有な経済難で福祉業界に転入する人、
肉体的・精神的負荷から離職する人が増えること
経済難による生活困窮者増加、コロナ疲れからメンタルを崩し、福祉制度を必要とする方が想定されるため、これまでより社会福祉士(精神保健福祉士)へのニーズや役割が求められるのではないでしょうか。

 



以上をまとめると、試験上では6割基準を前提とした相対評価方式がしばらく続くことが想定されているため、90点に落ち着かせるような出題に仕上げるのではないかというのが私の推測です。

 

 ※あくまでも私の予想なので、外れる可能性もあることをご承知おきください。

 

第33回の試験結果を受けて、やりばのない気持ちをしばらく引きずっていた方も少なくはないでしょう。

実際に絶対合格ブログコメントにも「あと数点」という方々がいらっしゃいました。

そんな折に新型コロナウイルスの影響も加わって、この先どうなってしまうのかという不安に覆われている方も少なくはないでしょう。

 

試験へのモチベーションを維持するよりも、日々の生活をこなすことで精いっぱいというのが本音かもしれません。


けれども、この状況は必ず落ち着いてきますし、今、勉強をするということが将来に実を結ぶようになれる時期とも言えるかもしれません。

 


第34回試験が未知の相手であっても、以下の3点を意識して準備を重ねれば勝利できます。

 

・それでも基礎問題をインプットしていれば、合格点は取れるように作られている(過去の出題構成から)。ただし、過去問を丸暗記するだけで90点を取れる時代ではなくなっているので、勉強法は練る必要がある。

・落とす試験ではないので、合格率を20%以下にする可能性は限りなく低い

・たとえ100点になっても50点(50問)も不正解になっても合格できる

 


重要項目は取りこぼさず、本試験では確実に答えられるように鍛錬を重ねる。
最後の最後まで地道な努力を継続できれば、合格ラインが多少上下しようとも結果はついてきます。

 

さぁ、過去から未来へ、あなた様のペースで絶対合格をつかみに出かけましょう!

 

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