学生のみなさんにおきましては、新学期が始まって二ヶ月が経ちますが(通信学校によっては一ヶ月程度かもしれません)、そろそろ新しい環境や人間関係に順応してきた頃でしょうか。
ふと周りを見渡すと、グループ同士で勉強していたり、受験トークで盛り上がっている姿が目に入り、ますます孤独感と焦燥感に支配される方もいらっしゃるかもしれません。
コロナ禍の影響によって、以前にも増して他の学生とコミュニケーションを取る機会が少ない生活を過ごされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
もしかしたら、
友達がいない自分は、受験に不利になるのではないか。
こんな思いが脳裏を支配するようになり、毎日を悶々と過ごしていたとしたら、ぜひその思い込みを払しょくしていただきたいです。
まず、受験友達や受験仲間と呼べるような存在が傍に皆無だとしても、合格は可能です。
私自身のこれまで受けた各試験時などを振り返っても、独学だったのもあって、同じように試験を目指す仲間は身近に誰一人いませんでした。
社会福祉士試験においても、確かに同じ受験を目指す同級生は複数人いましたが、ともに勉強会を開いたり、受験相談を頻繁に行ったりすることは一度もありませんでした。
独学の連続を繰り返してきた私は、結局のところ、自分との闘いに打ち克てるかどうかが合否に直結することを肌で感じ取っていました。
そうは言っても共に受験を目指す仲間や友人の存在は大きいですよね。
拙ブログの歴代の合格者達の声を集約しても、「仲間がいたからこそ達成できた」というものが目立ちました。
受験そのものだけにフォーカスを当てなくても、学校生活や卒業後の進路も含めて見識が広がります。
そこで、もしもみなさんの中で「友達が欲しい」「誰かと受験の話を分かち合いたい」という気持ちが強く芽生えているとしたら、これからでもそのような出逢いを求めることができることを断言します。
この時期は、スクーリングや教室を見渡せば、同じように一人で黙々と過ごしている方が必ずいらっしゃいます。
マスクで表情が見えないから話しかけにくい。
こんな時代だから気軽に話しかけることがしにくい。
仲間が作りたい気持ちがあっても、こんなご時世なので一歩踏み出しにくいのかもしれませんね。
人と人とのつながりが構築しにくいからこそ、生身の交流を得られるのは貴重で、学生の特権でもあります。
コロナ禍の影響で当たり前ことが当たり前ではなくなってきているのもあり、今与えられている環境を活かせることで、貴重な財産につながるかもしれません。
私も1回目の授業では誰にも声をかけられなかったものの、2回目の授業で思い切って席が近かった方に話しかけたことで、卒業してから今日まで関係が続いている学友が数名います。
それぞれ住んでいる地域が離れていますし、仕事や家庭に傾注されている日々なので、なかなか会えませんが、1年に数回集まっては思い出話や近況報告に盛り上がっています。
自分が知らない福祉現場の話はとても参考になりますし、利害関係がないからこそ本音で語り合える良さがあります。
再会の場面では、職場の人間には話せないような悩み相談も話せているので、相当有り難い存在です。
せっかくの巡り会えたご縁です。
勇気を出して自分から話しかけてみることで、学生生活が充実するだけではなくて、人生そのものに影響を与えてくれるような良縁に巡り会えるかもしれません。
そうは言っても自分ではどうしても、リアルタイムでの声掛けは、周りの眼もあるし、いまさら感が否めない。
でも、やっぱり受験仲間が欲しい・・・・・・。
そういう葛藤に苦しんでいたら、今すぐにでも巡り合えるかもしれない世界があります。
それが、まさにこのインターネットです。
全盛期のような勢いから見れば落ち着きましたが、mixiのようなSNSや、ネットに存在する受験掲示板等が上げられます。
私は、受験終了後に初めてアクセスしたmixiのコミュニティスレで出逢った見ず知らずの受験生の存在によって、合格発表までの約40日間どれだけ支えられたことでしょうか。
このブログでも、しばしば無料電話相談を開いていますが、利用される方は人としても尊敬できるような方ばかりなので、機会があったらぜひそのような回も活用いただき、見識を広めるきっかけにしていただければ嬉しいです。
「あなたが動けば世界が変わる」と言うとおおげさに聞こえるかもしれませんが、ほんの少しの勇気で学校生活がより楽しくなれるものなので、ぜひ素直な気持ちに従って動いてみてくださいね。