みなさんが社会福祉士や精神保健福祉士国家試験を目指される動機やモチベーションは、並々ならぬものがあると思われます。
自発的ではなくて、会社や家庭の事情で求められて受験なさる方もおられるでしょう。
共通して、今の自分よりもステップアップしてより良く生きたいという方が多いのではないでしょうか。
私が社会福祉士国家試験を受験した当時は20代後半でした。
非正規雇用の身で、単年度契約更新でいつまでもこの職場にいられないという不安と隣合わせで受験を目指していました。
次のキャリアを見据える上でも、職務経験だけではなくて、社会福祉士資格を取得することで、ステップアップしたい、その一心で仕事と勉強の両立を続けていました。
1月のこの時期は、試験が一ヶ月を切った不安や、年度末が近づいていたので、4月以降の進路が定まっていなかったので、常に精神が緊張状態だった記憶があります。
社会福祉士試験に受かったら、当時の職場を退職して、新しい一歩を踏み出すと決めていましたが、もしもそうでなかった場合でも、契約更新を選ぶつもりはありませんでした。
合格発表日が3月中旬でしたので、ギリギリまで進路が定まらない状態でしたが、不退転の決意で挑んだからこそ、40日程の追い込み勉強で合格を成し遂げることができたと振り返っています。
その後紆余曲折ありましたが、社会福祉士登録後の半年後には、初の有資格者限定の職務に就けたり、その後も社会福祉士が必須の職場につながることができました。
正社員に初めて就いたのは、30代に入ってからでしたが、社会福祉士資格を取るまでと、取った後の経験含めて一つも無駄なものはなくて、むしろ下積みが全て今に活かされていると自負しています。
ですので、受験生の皆様は今が一番しんどいピークだと思われますが、その先に待っている合格もそうでしすし、もっと先の新しい未来にも必ずこの経験がつながっていきますので、報われるはずです。
中には、初回受験だけではなくて、何度も何度も挑戦し続けている方がいらっしゃることを私は知っています。
かつての私のように、
「今から勉強を始めても遅すぎる、無理でしょ」
と、傍観者の指摘を受けて、やる気を削がれてしまう方も少なくはないと思います。
時には悔し涙に埋もれた日もあったでしょうし、理不尽な思いを経験した時もあったでしょう。
それでも、みなさんは諦めるという選択肢を取らずに、今こうして苦行の道を進みながら絶対合格に向けて一歩一歩ステップアップなさっています。
現在募集中の合格祈願絵馬メッセージでも、8回目の挑戦で、見事に社会福祉士試験に合格なさった方もおられます。
大丈夫。
最後に運命を分けるのは、諦めない心と合格への念の強さです。
今が一番の正念場です。
暗中模索をしているようでも、光は差し込んできます。
みなさんが3月5日に絶対合格桜の下、うれし涙を流しながら喜びを分かち合える日を信じて私も一緒に闘います。
ラストスパートを一緒に走りましょう!!