過去12年分の社会福祉士国家試験の流れ
・不適切問題の議論が合格発表後まで広がった第24回試験。
・史上初の合格点が5割以下という異常な回に終わった第25回試験。
・第25回試験を反省したかのように再構成された第26回試験。
・想定外の合格点の高さに余波が残った第27回試験。
・2年連続の88点という高水準で、発表日に誰も指摘しなかった不適切問題が発覚した第28回試験。
・試験終了直後に募集したX(旧ツイッター)での感想アンケートで「難しかった」という声が8割以上木霊した第29回試験。
・99点という筆舌に尽くしがたい結末が用意されており、管理人自身もトラウマを抱えることとなった第30回。
・第30回試験の反省を踏まえたかのように基礎的な出題が中心で89点に収まり、リベンジ合格者の歓喜が記憶に新しい第31回試験。
・見慣れない語句や新出問題がちりばめられ、文章量が増加したものの、基礎的な出題も多く、合格点が88点に収まった第32回試験。
・「合格予想点が90点超になるだろう」と各講師、関連会社が複数予測していたところ、93点に定まった第33回試験。
・90点台になると多くの講師、関連会社が見立てていたものの、「合格点105」という史上最高の点数となり、今回の受験生にとっても大きな影響が及んでいると思われる第34回試験。
・第34回の結果を受けて、90点台になることはほとんどの関係会社、講師が予測しておらず、過去最高合格率を記録した第35回試験。
絶対合格ブログは3月で開設12年を迎えますが、第24回〜第35回までをざっと振り返ってみました。
社会福祉士国家試験はその年によって千差万別な歴史が刻まれてきました。
私が受験した第24回試験(合格点81点、26.3%)終了直後は、疑義問題(不適切問題の有無)の真相を解き明かすため、ネットサーフィンに没頭していました。
けあサポの露木講師ブログ(現在はない)以外にも、小高塾、いとう総研等の関連有名サイトを読み漁っていました。
直接管理人に質疑ができるサイトには、不適切問題候補の指摘や、管理人の見解を尋ねる書き込みが目立っていました。
受験生は1点の重みを知っているだけに、真相を確かめるために気が気でなかったのです。
真実は合格発表のその時までわからずじまいです。
第24回の例で言えば、不適切問題はゼロ、かつ二つの肢で意見が分かれていた事例問題の解答も、両成敗のように全く違う選択肢が答えになっていました。
昨日で解答速報が大方揃ったので、既に自己採点をされている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
毎年恒例のように今回も解答割れがあるようで、試験構成が変わったという意見も際立ちました。
今回の試験では、自己採点で90点台〜100点台の方は不安で覆われている最中かもしれません。
拙ブログの暫定自己採点投票結果を見ても、自己採点が高めの投票が多くなっており、昨日から開始した赤マル福祉の自己採点診断表の平均点を見ても、例年よりも数字が高くなっています。
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X(旧Twitter)による試験感想結果
試験終了後から2日間Xで募集していた「試験はどうでしたか?」投票結果は下記のようになりました。
■第36回社会福祉士国家試験感想結果
【共通科目】
第26回精神保健福祉士国家試験、第36回社会福祉士国家試験【共通科目】を受験されたみなさま、朝早くからお疲れ様でございました。
— TÂKA3@歩く資格伝道師 (@zettaigoukaku59) February 4, 2024
令和5年度試験難易度考察のため、よろければ試験直後の感想をお聴かせください。
後ほど過去比分析と詳細投票記事を作ります。
第36回社会福祉士国家試験【専門科目】を受験されたみなさま、午後の試験お疲れ様でございました。
— TÂKA3@歩く資格伝道師 (@zettaigoukaku59) February 4, 2024
令和5年度試験難易度考察のため、よろければ専門科目試験直後の感想をお聴かせください。
後ほど過去比分析と詳細投票記事を作ります。
第36回社会福祉士国家試験全体【共通科目+専門科目】を受験されたみなさま、長丁場の試験お疲れ様でございました。
— TÂKA3@歩く資格伝道師 (@zettaigoukaku59) February 4, 2024
令和5年度試験全体難易度考察のため、ぜひ全体を振り返ってみての率直な感想をお聴かせください。
後ほど過去比分析と詳細投票記事を作ります。
□第26回精神保健福祉士国家試験感想結果
【専門科目】
第26回精神保健福祉士国家試験【専門科目】を受験されたみなさま、長時間お疲れ様でございます。
— TÂKA3@歩く資格伝道師 (@zettaigoukaku59) February 3, 2024
令和5年度試験の難易度考察の参考にするため、よろければ直後の感想をお聴かせください。
後ほど詳細を知れる投票記事も公開します。
◆過去の試験結果
◆ 第35回社会福祉士試験感想結果
【共通科目】
【専門科目】
【社会福祉士試験全体】
◆ 第34回社会福祉士試験感想結果
【専門科目】
□ 第24回精神保健福祉士試験感想結果
◆第33回社会福祉士試験全体の感想
◆第33回社会福祉士試験専門科目の感想
◆第33回社会福祉士試験・第23回精神保健福祉士試験共通科目感想
◇第23回精神保健福祉士試験専門科目感想
第32回社会福祉士試験全体の感想
◆共通科目
◆専門科目
◇第22回精神保健福祉士試験専門科目の感想
※平成30年度第31回社会福祉士試験全体の結果
※平成30年度第31回社会福祉士試験専門科目の結果
※平成30年度第21回精神保健福祉士試験第31回社会福祉試験共通科目の結果
※平成30年度第21回精神保健福祉士試験専門科目の結果
※平成29年度共通科目試験の結果
※平成29年度社会福祉士専門科目試験の結果
※平成28年度社会福祉士試験終了直後の全体の印象
総括 令和5年度の試験傾向は
社会福祉士、精神保健福祉士国家試験とも共通科目も専門科目も難しかったという感想が揃いました。
ただし、毎年のことですが、試験直後、自己採点をしていない方の最初の勢いで八割くらい集まっていましたので、試験が終わってすぐに入れてくださった方が大半です。
今年度の試験に関しては、赤マル福祉の総評を見ると、過去2年に近い難易度と受け取れる分析でしたが、ふくし合格ネットの分析では、社会福祉士試験については第35回試験と同じような状況で考えた場合、合格点は90点(専門科目のみは40点以上)と予想されています。
※第35回試験時は、第34回試験と同じような状況で考えた場合、合格点は105点以上(専門科目のみは46点以上)と予想されていました。
※第34回試験時は、93点〜95点(専門科目のみは41点以上)の範囲(YouTube動画ではそれ以上になる可能性にも言及されていました)
※第33回試験時は合格点は92~95点(専門科目のみは言及なし)の範囲と予想しています。
※第32回試験時は、89点もしくは88点と予想
精神保健福祉士試験についても、昨年度よりも難易度は上がり、94点(専門科目は45点以上)と予想されています。
※第25回試験時は103点以上(専門科目は46点以上)との予想でした。
※第24回試験時は95点以上(専門科目は45点以上)
※第23回試験時は95点以上(専門科目のみで43点以上)との予想でした。
毎年のごとく各社模範解答の割問も複数生じているため、一体何点に収まるのか不安な方が多いことが予想されます。
また、試験終了後から私のもとに何度受験をしても結果が伴わない無気力感や悔しさがひしひしと伝わってくる生声が多数寄せられています。
合格点が分からないとしても、過去の傾向で決断を出されるお気持ちを想像すると胸が痛くなりますが、未来に向けて進もうとされる姿勢が伝わってくるだけに書かずにはいられませんでした。
蓋を開けてみたら、「なんだ。難しかったからやっぱりこのくらいの点だったか~」と納得するような結末が待っているよう願う一方です(過去15回分を元にすると、第30回試験と第34回試験以外はそのような発表日になることの方が多かったです)。
毎年ですが、合格発表日までの30日間は「長い」と感じる方が圧倒的に多いです。
合格点が3月5日まで分からない不安がつきまとってしまうと、日常生活や職場生活にも影響が及んできますので、少しでもリラックスできるような記事を心がけていきます。
明日以降、私が社会福祉士試験を受験した当時の実体験をご紹介します。
当時私は余裕合格という結果に終わらずに、ボーダーライン上に位置していた身ですので、多くのみなさんに共感できる部分があるのです。
その後は私が取得済みの関連資格等も紹介させていただき、精神保健福祉士・社会福祉士試験合格後に新しい資格を目指される方の参考になれるような記事も織り交ぜて行きます。
また、解答割れ情報やボーダー予想サイト等は私一人のリサーチでは辿りつけない部分もありますので、ご協力いただける方はコメント欄や管理人宛にメッセージをお送りいただけると有り難いです。