昨日発信した記事の中でもお伝えしましたが、国家検定キャリアコンサルティング技能士2級実技試験を年末に受検していた私でしたが、結末は不合格という形に終わりました。
学科試験は2023年の6月試験で一部合格を果たしており、今回の実技試験(論述+面接)は初挑戦ではありましたが、一年前に受けた国家資格キャリコン実技試験(論述+面接)内容よりも手応えを感じられていたので、「もしかしたら受かるかもしれない」というかすかな期待も正直抱いていました。
ですが、何度番号を見直しても、ネットの合格番号一覧には存在しませんでした。
現実はそう甘くなく、100人中85人が哀しい思いをするような試験ですので、合格という分厚い壁に打ちひしがれています。
そもそも「不合格」を体験するのは今回が初めてではなくて、思い返せばここ20年の間でも何度か通ってきました。
「あと1点」で2回目の試験で不合格となった漢字検定準一級試験から、合格点からかけ離れた点数で2年連続惨敗した宅建士試験。そして3年前に初受験した公認心理師国家試験もあと数点で悔し涙を流すことになりました。
この悔し涙という言葉は比喩ではなくて、実際に不合格(もしくは自己採点で不合格を確信した時)に遭った直後に、本当に涙を流していたものでした。
3年前の公認心理師国家試験の試験終了後の帰り道、手応えのなさから不合格を確信した私は東京駅丸の内出入り口付近で、心此処にあらず状態で右往左往していました。
人目をはばからず溢れ出た涙は、
「この一年間の勉強はなんだったのだろう」という虚しさと無気力感が一気に押し寄せてきて流れ落ちているようでした。
まるで眼の前の光景がセピア色に染まってしまったように、絶望的な気分に支配されたまま帰りの途につきました。
そして3年後に受検した国家検定キャリアコンサルティング技能士2級実技試験。
不合格を目の当たりにしてまだ一日しか経過しておりませんが、とにかく「悔しい」という3文字に全身が覆われています。
悔し涙は流れていませんが、試験を受けた段階の自分では通用しなかった現実を受け止めている最中で、不合格がこんなにもしんどいものなのかと、今この瞬間も噛み締めています。
私が受けた実技面接試験は、マークシート形式の多肢択一試験とは異なり、生身の人間に対して交わすコミュニケーション主体で、論述試験も知識を応用させて自分なりの解答をまとめて記述する出題です。
私のやり方では試験に合格することができなかったという忸怩たる思いは、現実世界にも影響が及びました。
今日も業務で個別面談を行った際、「この接し方で良いのだろうか」と、自信を失いそうになる場面もありました。
試験と実務は異なると頭ではわかっていても、そもそも受検を目指した動機の一つが実務の場面等で使える対人援助スキルを向上して、CL(相談者)により良い利益を還元したいという思いが強かったため、切り離せないところもありました。
昨日の今日だけに、何度も不合格が脳裏によぎり、自分を見失いそうになりましたが、「自分は自分」という原点を意識できたのは、私の中で長年培ってきた支援スキルが根付いていたからだと思います。
それだけに、このつきまとっている悔しさは、今の自分を大切にしつつも、より良い支援のために、レベルアップする必要性を発信している心のサインでもあると認識しております。
事実、受験勉強で学んだことは試験という形式上のものではなくて、心からためになり、面白いと感じられるものでしたし、試験そのものも「楽しかった」とワクワクの余韻が残っていた程でした。
悔しいという気持ちの裏には、「学ぶだけの(受かるだけの)価値があるよ」という心のサインもあるのかもしれません。
つい数日前に、絶対合格ブログを開設して13年目のスタートを切ったばかりです。
その道中で、何度も何度も試験に不合格になったけれども、諦めずに合格を成し遂げてきた受験生の皆様の勇姿を目の当たりにしてきたことで、何度も励まされてきました。
そんな私が今回不合格を経験したことは、きっとこれから先にも必要な経験として意義があるとは思えるようにしたいです。
今は、強がって「不合格になれて良かった」とは思えませんし、まだ気持ちの整理には時間がかかりますが、こうして忘れかけていた悔しさを自分自身が経験したことで、不合格になられた方の筆舌に尽くしがたいお気持ちを想像しやすくなったと思えています。
そして、この不合格をただの悔しさで終わらせずに、どうやって立ち直ったか、どう発展させたのかについても発信していきたいと思っています。
その一環で、この不合格というそむけたくなる現実をあえて記録として残す形にいたしました。
不合格からのリスタート。
この絶対合格ブログを通して、これから様々な資格試験に挑戦されるみなさまと一緒に成長して行きたいと今は心に誓っております。