社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

他者と比較して勉強のモチベーションが下がって、意味を見失っていたら。

 

ここ最近は、勉強のモチベーションが下がってしまった時に、どのように立ち直るのかのヒントについて記事を多めに発信してきました。

 

昨日はSNSで他者の勉強事情を調べるほど、自分がちっぽけに思えてきて、より勉強のやる気が削がれてしまうことが起き得るという話を出しました。

 

他人と比較することで、どんどん勉強のモチベーションが下がってしまっていくスパイラルという構図です。

 

これって受験勉強だけに限らず、私生活も仕事も共通している点がありますよね。

 

同じ職場のあの人の方が能力が高くて、仕事がバリバリできているのに、自分は足元にも及ばないとか、

自分はコミュ障だから、あの人みたいにリア友と飲み食いしながら過ごせるようなプライベートタイムを過ごせない。

 

このように、身近な他者やSNSで映っている誰かの様子と比較しては、自分がみじめに思えて自信を失って行くというサイクルは、いつどこにでも存在するものです。

 

そういう情報には蓋ができれば良いのですが、あえて見つけたり、思い出してしまうような心の作用から自己嫌悪に陥っている方もおられるかもしれません。

 

他者と比較し続けるほど、自信がなくなってしまうサイクルは至極当然とも言えます。

 

それは、どの世界でも、猛者や地頭や要領の良い人間が多いのは世の常だからです。

 

社会福祉士試験を例に取っても、120点以上の高得点で合格したり、短期間でろくに勉強していないのに一発合格するような人間がいるのも事実です。

 

何度受験してもあと数点で合格に届かず、自分はもう一生合格できないんじゃないか、合格者に取り残されてしまったのではないかという闇の中をさまよっているような心境に陥っている方もおられるかもしれません。

 

勉強の結果が出ない自分は、価値がなくて勉強を続ける意味がないのではないかと、先行きを見失っているような心境かもしれません。

 

 

でも、大丈夫です。

絶望の淵に立たされているような気分に覆われていたとしても、あの人と比べて、自分は劣っているし、取り残されている焦燥感に駆られていても、大丈夫です。

 

他者と比較して、どうしようもなく自分を責めてしまっていたとしても、ここから再起することは可能だからです。

 

勉強の意味や価値を決めているのは、あくまでも自分です。他人ではありません。

比較の対象を他者から自分に置き換えてみると、着実に進歩されていることに気づくはずです。

 

そう言うと、「何の成長も進展も感じられていないから落ち込んでいるのに、よくそんないい加減なことを吐けるな!(怒)」と、不信感が募る方もおられるかもしれません。

 

果たして本当にそうなのでしょうか。

 

その成長や進展というのは、問題集を難なくスイスイ解けたり、模試や本試験で結果が伴うという大報酬をイメージされていますでしょうか。

 

想像しているよりももっと具体的なレベルであるということです。

 

昨日までは問題集の1ページだけだったけれども、今日は2ページまで進むことができた。

 

確実に昨日と今日よりも進歩しています。

そう言うと、「それだけしか進めていないのだから、全然たいしたことがないから!」と反論したくなるかもしれませんね。

 

でも、そもそも受験勉強という選択を取られて、勉強を進められたという「今」が、誰にも真似ができる行為ではないのです。

 

確かに、SNSや周りの一部の方と比較すると、圧倒的に勉強量が少ないと感じられるかもしれませんが、受験勉強という苦行を選ばれたあなた様のような生き方は、世の中全体から見ればそもそも少数です。

 

それに明日本試験ならばさておき、まだ本試験まで時間が用意されているのもあって、あなた様はあなた様のペースで進んだり、止まったりを繰り返してもOK,大丈夫なのです。

 

そういう浮き沈みを繰り返していると、また勉強が軌道に乗っていく瞬間を味わうこともできますよ。

 

そういう段階までたどり着いたら、自分の勉強の成果を体感し、これまでの日々が無駄ではなかったと気づくことができる日も訪れます。

 

今は休止しているけれども、未来に向けてのエネルギーを充電している必要な時間だと言えます。

 

どうしても試験の場合は、高得点者の方が際立つし、自分もそうなれるように努力を重ねないとというプレッシャーが押し寄せているような心境もわかります。

 

けれども、たとえ高得点でなくとも、合格点を超えれば、資格を得られます。

 

必ずしも高得点を取れなくとも、資格を使って社会に貢献することは可能です。

 

事実、有資格者を求めている環境は無数に存在するからです。
私は得点開示を求めている事業所を聞いたことはありません。

 

会社が求めているのは、有資格者と、その資格を組織内で活かせる人柄かどうかに尽きます。

 

だからこそ、あなた様のこの受験生活の中で、自分という人間ととことん向き合って、成長を感じたり、停滞したりを繰り返しながら、その経験をこれから先に巡り合う人間や環境で還元できるのです。

 

資格の価値や意味は、自分で結論付けるものではなくて、後からついてきます。

 

今を真剣に悩み、苦しみながら、向上しようとなさっているあなた様なら大丈夫です。