社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に40日以内で一発合格した管理人の学習法をベースに、不安を不っ飛ばして“安心”に変えられるブログを目指しています。

社会福祉士歴12年の私が感じる社会福祉士・精神保健福祉士資格取得のメリット4点について。

 

 

 

社会福祉士・精神保健福祉士資格を取得するために、がむしゃらになって勉強をしているものの、「合格後に活かせるのだろうか」という疑念が払拭できなくなる瞬間が訪れるかもしれません。

 

例えば、国家試験の行政書士試験は、試験内容と実務がかけ離れているという点から、出題範囲から将来のビジョンを描きにくく、勉強のやる気を削がれている受験生も毎年のようにいらっしゃいます。 

 

対して社会福祉士・精神保健福祉士試験内容は、実務を想定した事例問題や専門用語、病名や支援方法が多々あるので、勉強そのものの意義を感じる場面は少なくはないのではないでしょうか。


ただ、資格取得後の未来をイメージした時に、「本当にここまで頑張って労力と費用をかけてまで目指す価値があるのだろうか」と、ふと立ち止まる瞬間は誰しもがあると思います。

 

社会福祉士として12年、精神保健福祉士として10年実務に携わっている経験則から述べますと、両資格を取得したことのメリットをざっと思い出してみたところ、下記の4点が出てきました。

 

社会福祉士・精神保健福祉士資格取得のメリット4点について


・厳しい受験勉強で自分との闘いに打ち克った忍耐力や達成感が活かせる 

→業務で困難が待ち構えてきた際に、「あのとき頑張れたのだから、なんとかなる」と鼓舞できる場面が増える。

 

 ・他機関連携や職員との協働を進めることができる 

→社会福祉士・精神保健福祉士試験のキーワード「連携」「つながり」であるからこそ、支援の過程で行き詰まった時や、職域の限界を感じた時、ストレス過多になった際に、自分で抱え込まずに、必要な人・機関にリファーや協力を仰ぐ力が培える。

 

 

 ・支援上で、視野や引き出しが広がる 

→社会福祉士試験取得過程で、学生たちと事例検討をする機会があったことで、他者との協働作業の大切さを知り、他者視点を知ることができる。試験科目にある職業倫理、専門用語を業務上に置き換えて応用できて、広い視野で取り組むことができる。


・資格がないと仕事ができない

→資格資格のメリットについて、実はこの点が一番大きかったりしています。
私が就いているポジションは、社会福祉士取得が必須ですので、裏を返せば資格がないと、仕事が得られなかったとも言えます。 

 

おそらく社会福祉士や精神保健福祉士資格を目指す方の多くがこのような理由で受験される方が多いのではないでしょうか。

 

資格手当が出て、直接的に収入に影響してくるような事業所もあるでしょう。 資格を持っていなくとも、人間的にも業務能力的にも有能な方がいますが、事業所のシステム的に、社会福祉士有資格者でないと任せられない役割が存在しています。

 

同じ職場内でも資格の有無によって仕事のフィールドや給料に差が出てくるという点で、大きなメリットを感じられています。

 

人生に関わることによる責任を負いたくないという方は、社会福祉士・精神保健福祉士資格を目指すメリットが少なくなると思います。

 

 社会福祉士精神保健福祉士名称独占資格ですが、体感的にはその認知度と評価は年々高まっているように感じています。

 


職務上利用者の方に資格名を名乗っただけで、信頼して相談してくださった場面も多々ありますし、名称独占とは言え、有資格者でないと職に就けない条件も増えています。 

 

資格取得後には辛い経験が多々待っているから

 

こう言ってしまったら、一気にやる気が削がれる方もおられるかもしれませんが、取得後の現実的な面についても言及します。

 

誤解をおそれずに申し上げると、合格後に社会福祉士・精神保健福祉士になった暁には、試験勉強以上の苦労が待っているものです。


辛いこと苦しいこと、理不尽なこと、我慢しなければならないこと、自分の力だけではどうにもならないこと、試験問題のように用意された正解が存在せず、自分で考え続けて取捨選択しなければならない場面が多々訪れます。


試験の世界では正しい答えを一つないし二つ選ばなければならないわけですが、実務の世界では、正解は二つまでではなくて、三つ以上も存在するかもしれません。

 

そもそも何が正解かの基準自体が、今日と明日では変化していることだってあります。

 

関わる人間の生命や人生に影響する立場でもあるので、判断や接し方によって、リスクを常に肌で感じることになります。

 

責任を常に意識しなければいけなくなるわけですが、そんな時に、受験勉強で培った忍耐力や自分独りで乗り越えようとしない力というのが影響してくるものです。

 

 

「玉ボケに包まれるコスモスの静寂」の写真

 


正解が唯一ではなく変化し続けるこの世界で、複雑な背景を抱える人々が増えており、社会福祉士や精神福祉士の社会的や使命や需要が年々高まって来ています。

 

やはり国家試験である以上、簡単に誰でも受かるような資格ではあってはならないと感じることが多々あります。

 

責任感を持って他者と関わり続けることで、身も心もすり減ってしまうものですが、自分だけで抱え込まずにストレスとうまく付き合う方法の重要性も、受験勉強から掴み取ることができます。

 

社会福祉士や精神保健福祉士を目指すことで、自他ともに「辛」を「幸」に変えて行きましょうね。

 

 

 

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