第27回国家資格キャリアコンサルタント学科及び論述試験が明日に迫りました。
2024年最後の試験ですね。
早く当日を迎えたい方、時間が足りなくて最後の追い込みに駆られている方等、受験事情はそれぞれであると想像しております。
かくいう私は試験前日と当日は、最後に取っておいた最新の統計問題を一夜漬けのように詰め込んでいた記憶があります。
みなさん、仕事や家庭や学校等の両立で本番を迎えるので、かんぺきな状態で試験を迎えられる受験生はそう多くはないとは思います。
この試験は、学科ですと全体の7割取れれば合格ですから、完全に網羅しようとしなくても、合格は可能な試験です。
また、論述試験の場合は、自分の主観でかんぺきだと判断しても、採点基準は学科と異なり、全公開されておりませんし、試験官の視点とは異なる場合があるので、いずれにしても、ベストを尽くされることが大事なのですよね。
「もしも事前勉強しなかった部分がでたらどうしよう」「苦手分野の人物と理論が多数出たらヤバい」「論述のテーマが苦手だったらどうしよう」とか、不安はつきない状況かもしれません。
私もそうでした。
これまで勉強に費やしてきた日々や投資した金額等が無駄になってしまうことだけは避けたいという気持ちが強かったからというのもあります。
実際に学科試験を解いてみて、感覚的には7割解けていた自信はありませんでした。
これは過去問で出てきた問題と被っていた、または類似で6割いけたかどうかくらいの手応えでした。
もしも一問目からいきなり初見問題で全くわからないような内容であったとしても、そこで心をかき乱されずに、別の問題に切り替えられれば、必ず解ける問題が用意されています。
論述試験についても、事前対策をほとんどしないまま、受験せずに帰ろうかどうか最後まで悩んだのですが、前述したように、多額の試験代等を支払ったことからも、記念受験も込めてトライしてみたような感覚でした。
その結果は、手応えがあるとは言えないもので、事前練習をしてこなかった分、枠外にはみだして記述をしてしまう等、ケアレスミスをやらかす等、とても合格圏内に入れるかどうかは自信を持てない出来具合でした。
その後の実技面接試験も同様の手応えでしたが、結果的には予想以上に高得点を得られることができました。
この体験からも、自己評価と試験評価は異なる場合が多々ありますし、模範解答に照らし合わせてみると、案外解けていたという受験あるある体験も存在します。
だから、とにかく諦めないで、周りの受験生がどれだけ賢そうに見えても、受験の主人公はあくまでもみなさんです。
それに学科試験は受験生全体の出来具合で合否が分かれる相対評価ではないので、みなさん自身がベストを尽くせれば、きっと成し遂げられます。
当時の話になりますが、昼休憩の時間に、講習で知り合ったと思われる受験生グループが、学科試験の振り返りをしていましたが、「できなかった」と口を揃えていました。
試験会場の見た目ではクールに見えても、ご自身が難しいと感じられていたら、他の多くの方も同じ感覚なのかもしれません。
試験直後のアンケートを第24回以降欠かさず取っていますが、毎回共通して「難しかった」と答えられていますし、他資格試験終了後も同様です。
最後まで諦めずに、やり抜いた方に絶対合格の冬桜が開花しますよう、願っております。
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