恐らくこのブログの読者の中で受験された方はほとんどいないと思われますが、昨日は平成25年度行政書士試験日でした。
試験終了後のネットの声を見ていると、「例年よりも易化した」という声がちらほら見られました。
国家試験の最近の動向として、何回か触れたことがありますが、近年は難化傾向であることが共通しています。
そんな中、昨年度の行政書士試験の合格率は9.19%と、過去10年の中でも最も高い数字となりました。
去年は誤植の問題で全員追加点措置があったのもありますが、比較的高い値となりました。
そして、行政書士試験と難易度を比較されやすい社会保険労務士試験の今年の合格率は、5.4%という低数値となりました。
史上最低の数字としても歴史が残りました。
昨年度は7.0%で、これが史上2番目に低い結果だったようですが、今後合格者を絞る方向に進めていく様子が浮かびました。
社労士試験は数年後に新試験方式になるという話を聴いたことがありますが、求められる水準が高くなっていく様子がうかがえます。
先月実施された宅建試験においても、昨年度から個数問題が増加するなどして、試験難易度が難化傾向にあるのは周知の通りなのですが、今後国家試験が易化の一途を辿る可能性は限りなく低そうです。
来年は社会福祉士試験が待っています。
ご存知の通り、昨年度のような試験難易度が予想されるだけではなくて、見たことがないような問題の登場が待ち構えているのは避けられないので、揺さぶられないようにメンタルを整えておく必要があります。
不安な時は自分だけではないということを胸に、みなさんで乗り越えましょう。