受験勉強というものは、つきつめると、自分の内面と、とことん向き合う作業の連続なので、孤独感が宿命のようにつきまとってくるものです。
そんな中、周りを見渡すと、グループ同士で勉強していたり、受験トークで盛り上がっている姿が目に入り、ますます孤独感と焦燥感に支配される方もいらっしゃるかもしれません。
友達がいない自分は、不利になるのではないか。
もしかしたら、こんな思いで、毎日を悶々と過ごしていたとしたら、ぜひその思い込みを払しょくしていただきたいです。
まず、受験友達や受験仲間と呼べるような存在が傍に皆無だとしても、合格は可能です。
私自身の漢検、宅建受験時などを振り返っても、独学だったのもあって、同じように試験を目指す仲間は身近に誰一人いませんでした。
社会福祉士試験においても、確かに同じ受験を目指す同級生は複数人いましたが、ともに勉強会を開いたり、受験相談を頻繁に行ったりすることは一度もありませんでした。
独学の連続を繰り返してきた私は、結局のところ、自分との闘いに打ち克てるかどうかが合否に直結することを肌で感じ取っていました。
合格は友達の多寡によって左右するものではないですが、そうは言っても共に受験を目指す仲間や友人の存在は大きいですよね。
拙ブログの歴代の合格者達の声を集約しても、仲間がいたからこそ達成できたというものが目立ちました。
そこで、もしもみなさんの中で「友達が欲しい」「誰かと受験の話を分かち合いたい」という気持ちが強く芽生えているとしたら、ぜひこれからでもそのような出逢いを求めることができることを断言します。
スクーリングや教室を見渡せば、同じように一人で黙々と過ごしている方が必ずいらっしゃいます。
もしかしたら、こちらから一言声をかけることで意気投合できるチャンスかもしれません。
また、集団で行動している人間がいたとしても、一歩勇気を出して話しかけてみると、歓迎してくれるかもしれません。
どうしても、リアルタイムでの声掛けは、周りの眼もあるし、いまさら感が否めない。
でも、やっぱり受験仲間が欲しい・・・・・・。
そういう時は、今すぐにでも巡り合えるかもしれない世界があります。
それが、まさにこのインターネットです。
全盛期のような勢いから見れば落ち着きましたが、mixiのようなSNSや、ネットに存在する受験掲示板等が上げられます。
私は、受験終了後に初めてアクセスしたmixiのコミュニティスレで出逢った見ず知らずの受験生の存在によって、合格発表までの約40日間どれだけ支えられたことでしょうか。
拙ブログが開設したきっかけにもなっているくらい影響しています。
第26回試験に合格した方の中で印象的な言葉を思い出します。
「毎日チェックしていました。このブログだけが友達でした。」
このようなうるっとくるようなコメントを残してくださった方がおられました。
この場にも、書き込みはしなくても孤独な受験生活と向き合っている方が多数いらっしゃることだと推測します。
見えないようでも、自分から歩み寄ることで、必要としてくれる存在がその先に待っているものです。
友達や仲間は身近に存在しているのかもしれませんね。