社会福祉士合格発表日まであと一か月以上ありますが、拙ブログのコメント欄等を拝見していると、次の目標を視野に入れてる方もたくさんいらっしゃるようですね。
この資格を就職ために取得されようとされている方の他にも、生涯学習を目的とした向学心の高い方もいます。
今回から数回にわたって、社会福祉士の次に目指す関連資格について扱ってまいります。
社会福祉士試験に合格された後に目指す資格として、私の周りで多かったのは、社会保険労務士でした。
通称社労士は、年金保険、労務関連の書類作成、相談・指導の専門家として活躍できます。
福祉のエキスパートである社会福祉士との組み合わせによって、活動の幅が広がるために、取得を目指す方も多いようです。
『見て覚える! 社会福祉士国試ナビ2015』の筆者である伊東利洋さんは、社労士を取得済みとしても知られています。
以前ブログで紹介した、『専業主婦が社労士になった!―「コペ転」の法則で合格も開業も思いのまま!』 筆者である竹之下節子さんも社労士を取得されています。
大卒⇒銀行勤務⇒専業主婦⇒年金パート⇒社労士受験⇒一発合格⇒TAC講師⇒社労士事務所開業
という経歴ですが、注目すべき点は、筆者が社労士受験を志すようになった影響の一つとして、姉の存在が描写されています。
姉は、特別養護老人ホームでアルバイトを開始したところ、介護職に魅力を感じるようになり、学校に通って、社会福祉士資格を取得されたそうです。
その後は、正社員登用され、管理職にまで昇格されたようで、天職を見つけて輝いている姉の姿から、筆者は自分の人生を見つめなおすきっかけになったようです。
そんな社会保険労務士試験は、今後難化の方向に進んでいるようです。
平成25年度試験は、史上最低の合格率である5.4%(2666人)という低水準でした。
平成26年度試験は、9.3%(4156人)に上昇しましたが、合格率は一桁で難関さには変色ありません。
今後は現状の択一式問題形式ではなくて、論述式などを組み込んだ試験制度変更を視野に入れているとのことで、ますます狭き門になる可能性が高いようです。
私が社会福祉士試験合格後に参加した、心理相談員研修で出逢った方で、社会保険労務士及びキャリアコンサルタントとして独立開業されている方がいらっしゃいました。
その方は独立して10年が経ちますが、大学での講師やマイナビ社でのフォーラム講師を筆頭に、職に関するサポートを目的に、全国を駆け回る日々を過ごされています。
ここ数年はキャリアコンサルタント業務に専念されていたようですが、新しい可能性を広げるために、社労士業にも力を入れるとおっしゃっていました。
社会福祉士+他資格
という組み合わせで、資格と資格を組み合わせてみなさんの活躍の幅が広がるように、今後も関連資格をいくつか紹介してまいります。