第28回試験を初受験される方の閲覧の他にも、不本意な結果に終わった方、リベンジ受験を志している方もご覧いただいていることだと想像します。
私は先月の合格発表の後、100件ほどの合格者のみなさん一人一人に対して心から祝福を送っていた反面、それ以上に多かった不合格という結果に終わった受験生の気持ちを汲むと、複雑な気持ちにも陥っていました。
なんで88点なんだ。
戦友だったあの常連さん達の落胆の声が今でも木霊して胸が痛いです。
そんな中、本来ならば不合格の報告などはしたくはないであろうはずのみなさんのコメントに目を通していると、いかに社会福祉士資格取得の為に念がこもっているかが響きました。
「今年こそは絶対合格」のスローガンが、一人一人から伝わりました。
将来のため、家族のために、次回こそは合格したいという気持ちのこもったメールも届いていて、一つ一つが胸に響きました。
かつて不合格の悔しさを味わったみなさんは、強いです。
試験に落ちたから弱いのではありません。
それでも前を向こうとするその魂と、自分のことだけではなく、自分も含めた他者を慮るその慈愛に満ちた人間性が素晴らしいのです。
何度も何度も這い上がるその不屈の精神は、私は大好きです。
第27回試験でも、多くのリベンジ受験を果たされたみなさんがいらっしゃいました。
「諦めなくてよかった」という共通した声がそこにありました。
あの悔しさを忘れないみなさんならば、次回は想像以上のポテンシャルを発揮できるはずです。
それは第28回本試験だけではなくて、その後の人生においても。
私は挫折とコンプレックスの連続を重ねてきました。
そんな弱い私にエネルギーを与えてくださる他でもないみなさんだからこそ、次回こそは開花すると信じています。