自分との闘いに疲れ果てたら
なんでこんなに受験勉強は辛いんだ。
今コツコツと勉強を重ねている方のどれだけがこのように感じておられるでしょうか。
語句が全く頭に入らない。
1時間勉強を集中するだけでもやっとなのに、先が見えない。
自分が受かるイメージが全然浮かばない。
勉強という行為が苦痛だし、頭に入らない苛立ちから、勉強自体に疑問を感じている方も少なくはないでしょう。
かくいう私も、20代前半に資格試験の勉強をしていた際に、追い詰められた挙句に、
やってらんねぇーよ!!
イライラがピークに達して問題集を投げ飛ばしてしまったこともありました。
司法試験に合格された大平光代さんも受験勉強中に同じように放り投げた経験がおありのようです。
でも、ストレスが解消するどころか、無残にも折り目が残ってしまった問題集を回収して、虚しさが残る一方でした。
時間は刻々と過ぎている。
思うようにはかどらない。
それでも、やるしかない、やるしかないのですよね。
そして、後になって気づくんです。
自分でも実感がないものの、実力は着実に備わっているんです。
ある程度まで継続していると、それまで嘘のように頭に入ってきたり、復習がものの数分から数十分で進められるようになるのです。
その段階にたどり着くまで一番しんどいし、結果が見えなくて苦しいのです。
勉強も登山のようなものなのかもしれません。
気が付いていなくても、ゴールという頂に着実に近づいています。