生まれて初めて一ヶ月以上毎日取り組みながら挑んだ漢検2級は、合格でした。
合格証書が届いて目にした時、「本当に受かったんだなー」という実感が湧きました。
当時は漢検協会の雑誌に合格者の名前が掲載されていたため、自分の名前を確認できた時には、感動しました。
やればできるんだ。
漢検に合格した自分は、初めて実力が形となった喜びを覚えました。
この後、漢検準1級挑戦へと繋がって行きます。
私にとっては、漢検2級合格がその後の資格を目指す上での原点でした。
私は大学入学後、自分の力不足から恥をかいたり、無力感を多々味わってきたことから、自分を変えるために資格挑戦を目指しました。
「資格を取ってなんの価値があるのか」
「就職に役に立たないのなら受けても意味がない」
「漢検2級なんて高卒レベルだし、社会的に見ても価値はない」
なんて外野の声も多いですが、私は漢検2級に合格できたおかげで、少しだけ自信がつきました。
学内では成績が悪かった私でも、この合格によって周りの見る目も変わりました。
合格をすることで、それまで考えもしなかったようなチャレンジ精神が芽生えたり、新しい自分に巡り合えます。
例えば、私の場合、漢検2級の勉強をしている最中は、漢検準1級を目指そうという着想は全くありませんでした。
まず、漢検準1級に挑戦している自分が想像できませんでしたし、ありえないからと先入観を持っていたために、志す気持ちが皆無でした。
2014年には漢字教育士の資格を取得しました。
漢字教育を世間に普及するための漢検協会主催の生涯学習ネットワークに所属して、漢検サポーターとしても活動している日々です。
もし、「漢検2級なんて何の役にも立たないし、時間と金の無駄」と切り捨てていたら、この資格道は存在していなかったでしょうし、今日のブログも誕生していなかったでしょう。
点と点は繋がっているのです。
小さな成功体験が夢の一歩につながります。
社会福祉士合格後に、FPやケアマネジャー、社会保険労務士を目指される方も少なくはありません。
また、介護福祉士試験を経てから社会福祉士試験合格へとステップアップされる方もおられます。
一口に受験と言っても、色んな道があるのが資格道の醍醐味です。
私の体験から、
「資格を目指すのに早いとか遅いとか、頭が悪いから無理とかはない。まずはやってみよう」
という、プラスの気持ちが芽生えていただければ、幸いです。