第29回試験を初受験される方の閲覧の他にも、不本意な結果に終わった方、リベンジ受験を志している方もご覧いただいていることだと想像します。
先月の合格発表の日は、歴代で最多というくらいの合格者のみなさんからのご報告を頂戴できました。
その瞬間のために、ブログを継続してきたので、嬉しさもひとしおだった反面、不合格という結果に終わった受験生の切なる声を耳にしていると、胸が張り裂ける思いでした。
今年からスタートした生通話でも泣きながら悔しい思いを聴かせてくださったあのやり取りを鮮明に思い出します。
戦友だったあの常連さん達の落胆の声が今でも私の胸に木霊しています。
あと数点という結果に終わった方の無念の声は特に響くものがありました。
そして、時間が少しだけ経ちましたが、「諦めずにチャレンジする」という絶対リベンジ合格のスローガンが少しずつ寄せられるようになりました。
将来のため、家族のために、次回こそは合格したいという気持ちのこもったメールも届いていて、一つ一つが胸に響きました。
かつて不合格の悔しさを味わったみなさんは、強いです。
試験に落ちたから弱いのではありません。
それでも前を向こうとするその魂と、自分のことだけではなく、自分も含めた他者を慮るその慈愛に満ちた人間性が素晴らしいのです。
何度も何度も這い上がるその不屈の精神は、私は大好きです。
第28回試験でも、多くのリベンジ受験を果たされたみなさんがいらっしゃいました。
「諦めなくてよかった」という共通した声がそこにありました。
あの悔しさを忘れないみなさんならば、次回は想像以上のポテンシャルを発揮できるはずです。
それは第29回本試験だけではなくて、その後の人生においても。
私は挫折とコンプレックスの連続を重ねてきました。
そんな弱い私にエネルギーを与えてくださる他でもないみなさんだからこそ、次回こそは開花すると信じています。