独学で勉強を続けていると、不安に陥る瞬間が多々訪れます。
自分の勉強法で本当に合格できるのだろうか。
このテキストを使って受かるのだろうか。
もしかして、講座を受けないと自分の実力では落ちるのではないか。
他の受験生はどのくらい勉強をしているのだろか。
==== とめどなく襲ってくる衝動を抑えるために、ネットを使って合格者のアドバイスや受験生が集うサイトに手当たり次第アクセスするとします。
情報収集をすることで、不安が落ち着けば良いのですが、実際には裏目に出てしまう場合が多いものです。
例えば、他の受験生らしき書き込みを見て、「自分のやり方は間違っている」と自信喪失してしまうのです。
そして、こんな風に否定的な考え方に転換してしまいます。
自分の勉強法では合格できない。
このテキストでは合格できない。
講座を受けないと確実に落ちる。
他の受験生は自分の何倍も勉強している。
自分にやるせなさを感じて、ますます不安に潰されてしまい、その焦りから、テキストを買い換えたり、他人が実践している勉強法に切り替えてしまう人も少なくはありません。
しかし、ある程度受験勉強を続けてきた中での転換は、本末転倒してしまう危険性が高くなります。
特に受験直前に別のテキストを買って解いたところで、自信もつきませんし、功を奏する可能性も低いです。
ネット上では顔が見えない分、誰もが自分よりも利口そうな印象を受けるものです。
中には、
全く勉強しないで受かった。
本番直前に一週間手をつけただけで受かった。
過去問では通用しない。
○○社のテキストを使って受かった人間はいない。
といった、信憑性のない噂や体験談も氾濫しています。
この話は以前もしましたが、憂さ晴らしに風評を流している人間もいれば、受験生を戸惑わせるために、虚偽の情報を流し続けている悪趣味の人間もいるのです。
自分の勉強法に不安になっている人間は、鵜呑みにしてしまい、どつぼにはまってしまいがちです。
兎角ネットに書かれている情報は、兎角真偽が定かではないものが多いです。
もちろんSNSサイトなどで、切磋琢磨できるようなコミュニティを見つければ、自分にとっても強い味方になることもありますから、良い面もあります。
私が閲覧した中で試験に直結する有益なサイトとしてオススメなのは、最新の福祉ニュースや、統計データが載っている山田塾、福祉新聞、赤マル福祉、厚生労働省統計・白書です。
根拠が信頼でき、毎年出題される福祉時事問題や統計データの発信源でもあるからです。
自分を見失わないためにも、情報の真贋を見極める力が欠かせないと思います。
ネットに散らばっている匿名上の書き込みからではなくて、みなさんのたゆまぬ努力の蓄積こそ合格というゴールに確実に直結します。