はっきり言って合格には過去の成績は関係ない
中・高と偏差値が40台だった女性が社会福祉士本試験に合格した時のエピソードです。
彼女は元同僚で、三度目の正直で合格を果たしました。
一度目、二度目のチャレンジ期には、昼食休憩時にも関わらず、ワークブックを開いて熱心に勉強していた姿が印象的でした。
彼女はこれまで小学校~大学含めて、勉強というものに真剣に取り組んだことがなかったようで、初回受験では5割いったかどうかの自己採点結果だったとのことでした。
それでも、めげずに学習を継続して、チャレンジを重ねた結果、石の上にも3年で結果を出しました。
彼女は合格発表日に、まるで受験マンガの合格の喜びのごとく、大はしゃぎしていました。
いかに苦節の道を重ねてきたかが容易に想像できました。
彼女の出身大学・学科は、偏差値で示すところの40前後で、毎年社会福祉士の合格者数も、同大学の受験生の中からは、少数のようですが、合格を勝ち取りました。
彼女は事あるごとに「自分は頭が悪いから」と自虐的な言葉を口にしていましたが、社会福祉士試験の勉強を始めてからそのフレーズを一切出さなくなったのが特徴でもありました。
社会福祉士受験においては、大学の入学偏差値の多寡ではなくて、執念と努力の賜物によって、合否が左右される一例として、彼女の姿勢から教えてもらいました。