10月22日AM10時40分 講師個人予想のデータ追加
10月22日PM19時00分 一発ボーダー予想を追加
10月23日AM10時20分 不動産法律セミナーのボーダー予想説明文を追加
10月23日PM14時00分 代表的なボーダー予想に、3校追加
10月24日PM0時00分 割問として問35と40の疑義について、みやざき講師の問5の見解、過去10年分の合格率・合格点を追加
10月24日AM11時50分 問35の疑義について、氷見氏の最新見解を追加
宅建受験を終えられたみなさん、お疲れ様でございました。
模範解答と照らし合わせた自己採点結果はいかがでしょうか。
ネットから見た受験生の声や、各資格学校の見解をまとめると、昨年度より難化したのは間違いないようですね。
多くの受験生を苦しませる、権利関係(民法)は、難問が複数見られたようで、
得点源の宅建業法分野は、正答率が低い個数問題や組合せ問題が多数出題されたようですね。
2年連続で7割超えの36点だったので、試験サイドは、今年はボーダーを下げたいねらいがあったのでしょうか。
■ 平成24年度宅建試験ボーダー予想のまとめ
10月23日現在、各資格学校のボーダー予想では、34±1と35±1という予想が肩を並べているようですね。
最低が33点、最高が36点というような幅でした。
代表的な各資格学校と、講師個人のボーダー予想を載せておくと、
日建学院 34点±1
TAC 34点±1
宅建ゼミナール 34点±1 ※11月5日(月)に第二予想発表予定
DAI-X 34点±1
駿台法律経済専門学校 34点±1
大原 35点±1
LEC 35点±1
日本ビジネス法学院 35点±1
レンチャー 35点±1
住宅新報社 35点±1
◆平成18~21年まで、連続的中させた一点予想で有名な大栄教育システムは、ズバリ33点を予想しています。※問5の正解を3とした場合
◆週刊住宅新聞社は、35点以下を予想しています。
講師個人予想については、
日建学院みやざき講師 33(15%)or34(80%) 点※合格率を例年並み、問5の正解を3とした場合
LEC水野講師 33(40%)or34(60%)点※受験生データを分析して、後日修正の可能性あり
梶原塾田中講師 35or36点 ※塾生のデータ分析ではなく、田中氏が会場受験した段階での予想
となっているようです。
平成23年度は、前後予想を掲げたLEC、日本ビジネス法学院を除く上記学校陣は、的中していました。
去年のLECのように、後ほど上方修正するようなケースも考えられるので、今年も資格学校がボーダー修正をする可能性も残されています。※宅建ゼミナールは11月5日(月)に第二発表予定
■ 脅威のボーダー的中率「不動産法律セミナー」について
毎月20日に発売される、東京法経学院の「不動産法律セミナー」という雑誌をご存知でしょうか。
大型書店等に並べられているので、地方の本屋では入手できないかもしれませんが、11月20日(火)発売予定の12月号に、平成24年度宅建試験のボーダー予想が書かれていると思われます。
この不動産法律セミナーの特筆すべき点は、その的中率です。
調べたところ、過去6年間で1回しか外したことがない精度の高さです。
※外れたのは平成21年度で、しかも結果は予想よりも下だった、つまり外れたものの嬉しい結果でした。
平成23年度は、「36点前後」という予想で、見事に的中しました。
11月20日までかなり先が長いですが、不動産法律セミナーが発売される頃には、ネット上のボーダー議論は落ち着いている頃だと思われます。
■ 過去10年分の合格率・合格点一覧
平成23年 16.1% 36点(没問1問あり)
平成22年 15.2% 36点
平成21年 17.9% 33点
平成20年 16.2% 33点
平成19年 17.3% 35点
平成18年 17.1% 34点(2肢正解あり問題が1問)
平成17年 17.3% 33点
平成16年 15.9% 32点
平成15年 15.3% 35点
平成14年 17.3% 36点
平均 16.6% 34点
■ 割問と疑義(不適切)問題について
●問5の割問について
10月24日現在、問5の解答が、「3」と「4」で、割れているようです。現時点では、3としている模範解答の方が多いようで、4としているのは、大原、TAC、駿台法律経済専門学校のようです。
※みやざき講師は、条文・判例を根拠に、「3」単独が正解濃厚と解釈しています。詳しくはこちら
仮に、3と4の両方正解だった場合は、大半の受験生の得点がアップするため、ボーダーが1点上昇することが濃厚です。※平成18年の問49は、3と4の両方正解でした(合格率17.1%合格点34)。
●問35の疑義について
住宅新報社『楽学宅建』著者で有名な氷見敏明氏が、当初問35のイを不適切として、問35は、没問の解答なしと指摘していましたが、24日午前付けのツイートで、「肢3に落ち着きそうです」という見解に変えました。
A社は、最高29万4千円(この場合はC社は受け取れないが)から1円の範囲であれば受け取れます。少なくとも14万7千円を上限として受け取る権利はありません。話し合いで決まります(10月23日のツイートより引用)。
↓
問5の正解は、肢3に落ち着きそうです。建て替えするしかない重大欠陥住宅は、引渡と同時に滅失・既存扱いであり、「工作物が重大瑕疵によって滅失し、又は損傷したときは、注文者は、その滅失又は損傷の時から一年以内に、損害賠償請求権等を行使しなければならない」と解釈できます。
(10月24日AMのツイートより引用)
問35の指摘については、更新があり次第、随時取り上げます。
●問40の疑義について
問40の個数問題の正答数について、某巨大掲示板やYAHOO!知恵袋等では、「2」ではないかという議論が交わされているようです。※10月24日現在、学校別の解答割れはないようです。アウエが正しくて「3」としています。詳しくはこちらの講師の見解を参考にしてください。
平成23年の合格点が36点になったのも、まさかの没問の登場による合格率調整の影響と言われているので、それさえなければ、実質35点だったと思われます。
ちなみに、平成23年の問42も、文章表記による解釈の違いと深読みから生じた割問として、3と4で分かれて、ネット上では合格発表の最後まで物議を醸していました(十中八九の学校は3を模範解答に。結果は3で、割問とはなりませんでした)。
その回よりも難しかった今年度は、33点でも可能性はゼロではないと思われます。
平成21年に、大方の資格学校が上方予想していたのにも関わらず、まさかの33点だった例もあります。
去年の例のように、合格発表日1週間前になって、誰もが論点にも挙げず、予想していなかった没問発表の例もあるので、蓋を開けてみないと分かりません。
現時点で、ボーダー前後の方は、気持ちが落ち着かずに、悶々とした日々がしばらく続くかもしれませんが、良くも悪くもこれこそが宅建受験の醍醐味でもあります。
割問の有無などによって、合否が分かれるので、現時点で自己採点33点以上の方に加えて、32点、31点の方も、逆転合格の可能性が残されています。
拙ブログでは、合格発表日までの約45日間を、共に乗り越えていけるようなメンタルサポートに特化していきます。
最新情報が分かり次第、加筆・修正します。
合格発表日までの45日間が不安でたまらくなったら、同じ経験をしている私の宅建受験体験談を気休めにご覧いただければ嬉しいです。
また、多くの受験生の参考として、自己採点結果を投票いただけるとありがたいです。
1点の重みが合否を左右するものですが、最後の最後まで、蓋を開けてみないとわかりません。
いずれにせよ、難問にもめげずに、頑張ったみなさんは偉いです。
今夜はゆっくり休まれるよう願います。
新しい情報がわかり次第、この記事も加筆・修正します。