たとえ合格点が90点以上に上がろうと、合格率が30%で10人に3人しか受からない現実であろうと、圧倒的学習力を積んでいれば、畏れることはありません。
当ブログの勉強法をベースにするのならば、問題集を最低10周は回して、全肢の解説文も目を通しておいて、自分の言葉で正誤の理由を答えられるようにしてください。
「3周、18科目群全部回している」という勉強量はよく耳にします。
ところが、本試験までに、「10周以上回している」というレベルの話は聴いたことがありません。
個人差はありますが、3~5周では、知識が確実に定着していない段階である場合が多いですが、10周以上全分野回せば、嫌でも体系的に全体像を把握できるはずです。
今年度の社会福祉士の本試験においても、実務に伴うような実践的な問題や事例問題がかなりの数出題されると予想します。
特に事例問題は、得点をゲットしやすい得点源でもあります。
過去問を10周回す。
それだけの量こなしていれば、本試験で新出問題・新形式に応用できる地力が必然的に備えつくはずです。
文字で表すのは誰でもできますし、数十分もあればまとめられますが、いざ実行に移すとなると。問題集を10周を回すという行為は相当だるいです。
一度学んだ分野や、苦手な問題をそれだけの量こなすのは、想像以上にキツイ作業だと思います。
3周以上になると、停滞期(スランプ)が続いているようで、モチベーションも下がってくるかもしれません。
でも、そこで、諦めずに継続してみることで、合格が近づくレベルに上がっていくのです。
単調な作業ですが、圧倒的な量反復学習することで、本試験において最大限の力を発揮できるのです。
剣道や野球の基本中の基本である素振りの繰り返しが、いざという場面で効果を発揮するのと同じ原理です。
私は試験までの約35日間、とてもじゃないけれども10周は回せませんでした。
正直、納得できるだけの勉強量ではなかったので、合格したものの不完全燃焼が残っている部分がありました。
ですが、みなさんにはまだそれを実現できるだけの時間が残されています。
3周目に分からなかった問題も、5周もすれば、かなり分かるようになる。
さらに5周回せば・・・・・・そこに繰り広がる世界は一味違うものになっていることでしょう。
それに、分かるようになってくると、それ以降の復習がだいぶ楽になってくるものです。
第28回試験に合格された方の中で、100点以上の高得点者の勉強法として、過去問を10周回したという血のにじむような努力を重ねてこられた方を色濃く覚えています。
今年こそは絶対に合格したい方には、圧倒的学習量をオススメします。
一生のうちに何度受けられるか分からない国家試験です。
誰にも負けないくらいの圧倒的学習力を身につければ、自信を持って臨めると思います。
そういう、他人にマネをできない学習を続けた者が、試験合格者の上位28%に入れるのです。