タイトルの通り、12月中旬から社会福祉士試験の勉強を始めたスロースターターの私は、早々に専門科目を重点的にこなしていましたが、共通科目はほぼ手をつけてませんでした。
その理由は極めて明白で、以下の方程式が成り立ったからです。
共通科目=分かりづらい=手を付けにくい
専門科目=分かりやすい=手を付けやすい
専門科目は比較的解きやすい・覚えやすい科目が多かったのですが、共通科目は全体的に眺めて、ちんぷんかんぷんで、気後れしてしまうような問題がそびえ立っていました。
私は臭いものに蓋をするかのように、年内は共通科目に関しては、ほぼスルーしていました。
みなさんも、現時点で18科目群のうち何科目かは苦手であったり、まだほとんど手をつけていない分野があるかもしれません。
まぁ、あれだけのカリキュラムならば、得意不得意の差があるのは当然なわけですけれどもね。
まんべんなく点数が取れるような科目が揃っているならば、相対評価で6割合格ラインには設定できないでしょうし、反対に分かりにくい科目だけが揃っていれば6割ラインは高過ぎるでしょう。
難しい問題と解きやすい問題が絶妙に調整されているからこそ、毎年6割弱の合格ラインが成立しているカラクリがあるわけです。
本試験では、全体で6割目安、かつ0点科目回避を死守しなければならないことを踏まえると、「苦手だから、嫌だから無勉がいい、やりたくたい」なんて具合に割り切るわけにはいかなくなりますよね。
そこで私がこのブログを通して度々推奨しているやり方は、「得意分野で苦手科目をカバーして合格をねらう」スタンスです。
私自身は、約35日間の学習量とバランスを振り返ると、圧倒的に専門科目にかけた時間が多かったです。
理由は前述したように、やりやすかったからに尽きます。
共通科目に関しては、全体で3周くらいしか反復できなかっただけに、本試験の結果も、5割弱くらいの出来でした。
もしも、「共通・専門科目ともに6割を取らないと不合格」という基準ならば、不合格確定でした。
ですが、現状の本試験は、あくまでも併せて6割程度を出せば良いわけです。
私は合格ラインを専門科目の出来でカバーできたのです。
得意な科目で苦手科目を補って、苦手科目は確実に一点以上をキープできるように、頻度の高い重要問題をインプットしておく。
何が得意科目なのかはそれなりに学習量を増やさないと判断できないかもしれません。
専門科目の事例問題等は毎年得点源でもあるので、初めて勉強に着手される方は、午後科目を中心にこなされてみてください。
18科目群(19科目)も勉強しないとなると、膨大すぎる学習量で嫌気が差してしまう方も少なくはないでしょう。
得意科目=解きやすい科目を増やすことで、勉強への苦手意識を減らせるという最大のメリットがあります。
本番の試験問題で問1から順番通りに解かなければならないというルールが存在しないように、必ずしも午前科目順に勉強を進める必要も義務もありません。
自分が解きやすい科目を順にこなされて行くほうが結果的に高得点を収めることが出来るのです。