社会福祉士国家試験「今年こそは絶対合格計画」

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社会福祉士試験史上最低点に終わった「第25回試験」を振り返る


 

今回はさかのぼること10年前、社会福祉士試験史上、黒歴史とも呼ばれるほど波乱の回に終わった第25回試験について振り返ってみたいと思います。

 

絶対合格ブログ設立一年目の回でもあり、合格率は18.8%、合格点は150点中72点という試験史に残る「ありえない」ような結果に終わった回でした。

 

「二つ選べ問題」が予告なしに初めて登場した回でもあり、過去問からの類似問題も例年よりも少なく、受験生からすれば、意表を突かれたと精神をえぐられるような試験問題でした。

 

※ただし、前日の精神保健福祉試験専門科目受験生から「二つ選べ問題が出された」というご報告をいただいていたので、予見できていたところはありました。

 

合格体験談をご覧いただければ、どんな回であったのかの生々しさが伝わってくるでしょう。

 

 



ここからは、第25回試験の受験体験を振り返ってみてのまとめになります。


史上最低点に終わりましたが、合格者の勉強法や使用テキストは、まさに十人十色でした。

私はブログを通して、過去問重点勉強法を唱えてきましたが、自分の中で「これだ!」というふうに、覚悟を持って試験日まで向き合えるテキストや勉強法を貫くことが大切になってくることが浮き彫りになってきました。


当時、正直なところ、合格発表日までは、過去問重要論を今後も重ねて行って良いのだろうか、迷いが生じている自分がいました。


第24回の時点で過去問不要説は大きくなっていましたが、第25回試験では比較にならないほど、このブログや他サイトを通して、「過去問では合格できない」「過去問は全く役に立たない」という声が広がっていました。


一方、自己採点で80点以上の方から、


自分は過去問中心で勉強してきましたが、過去問学習が通用しないとは思いません


という相反する声も寄せられていたのも確かでした。


確かに、例年の合格点(85点前後)ならば、私も方針修正を選ばざるをえませんでした。



過去問を使って受かる人とそうではない人との違いはどこから生じるのでしょうか。



過去問重点式で合格出来た方を私なりに分析してみたところ、以下のような結論に至りました。


1.過去問重点式を信じて、徹底的に反復学習して基礎(頻出)問題をマスターしていた。
2.戦略的、効果的に過去問を有効活用する術を知っていた。
3.過去問以外の知識として、福祉知識、教養が見についていた。
4.精神的にタフである。
5.「絶対に合格する」という確固たる思いがあった。



合格者の方が5までの全てに該当していなくても、いずれかの一つ以上には当てはまっている傾向がありました。




それでも一冊の問題集を重点学習すれば合格レベルに達することができると言えるのは、この試験が現段階で「相対評価」であることが大きな理由の一つでもあります。

 


仮に、第25回試験の合格ラインが6割基準の90点だとしたら、私がこれまでブログで紹介してきた勉強法やテキストを用いても、8割以上の受験生が不合格になっていたでしょう。


しかし、蓋を開けてみれば、史上初の5割以下のボーダーである72点という例年から見れば信じられないような低水準と、19%弱というこれまた驚きの合格率です。


私はブログ開設当初から、過去問重点勉強法で、6割以上を目指そうという趣旨で展開してきましたが、99点合格が生まれた第30回試験以後は7割合格に上方修正しました。

ただ、相対評価が続く限り、例え合格点や出題傾向が変わったとしても、一冊を徹底的にこなす式で合格到達可能だと見込んでいます。



出題傾向が変化する度に浮き彫りになりますが、奇問・難問・新出問題が鉄則になっている反面、確実に取るべき基礎問題や頻出問題さえとりこぼさなければ、受かるようになっているからです。


考えてみれば、市販の問題集を使っても誰も合格できないような問題は試験として成り立たないものです。


答えられるアレンジされた基礎問題を瞬時に判断出来て、1点を確実に死守して、取捨選択できるようになるためには、確実な知識と自信(平常心)が欠かせなくなってきます。

 


それを培うためにも、反復徹底勉強法があるのです。

 



加えて、福祉新聞を読んだり、時事ニュースに関心を持つことと、前哨戦として模試や他試験を受けて試験慣れすること、読者をして読解力を深めることなどの積み重ねで、+αの点を取得できるでしょう。