ブログを10年間続けて来て、毎年合格発表後に気付かされることの一つとして、多年受験の末に合格を果たされた方の声が多く寄せられることです。
第34回社会福祉士試験合格者の声の中でも、
8回目にして受かった!
という声が寄せられました。
過去の回では、
10回以上受け続けて念願の合格を果たせた!
という方もいらっしゃいました。
そのような血の滲むような経験された方の生声からは、ひしひしと心に響くものがありました。
合格に辿り着くまでに、前途多難な道のりを歩んで来られました。
周りの人間は先に合格して、自分だけ置いてきぼりにされた劣等感や焦燥感。
何回もチャレンジし続けることに必ずしも好意的に受け取ってくれない身内の眼差し。
何回も不合格を突きつけられて、もう自分には受からないのかもしれないという絶望感。
とことん自分と対峙する時間を過ごされていたようです。
そういう葛藤や挫折感を乗り越えて、合格を掴み取った後の喜びはひとしおでした。
周りの反応も打って変わって、お祝いムードになったようでした。
諦めないこと、自分を信じ続けることで一つの形を残せたその背中は、遅咲きかもしれないけれども、希望に満ちていました。
2022年10月21日、小室圭さんがNY司法試験に三度目の正直で合格を果たされました。
単なる個人受験ではなくて、日本中が注目してのリベンジ受験だったでしょうから、尋常ではないプレッシャーだったことが想定されます。
私は第4回公認心理師試験初回受験を圭さんと同じ10月発表日に不合格になり、第5回公認心理師試験を圭さんと同じ7月に再受験していたので、勝手に親近感を覚えていました。
世間の評価も打って変わって、「よくぞ困難に打ち克った」という声に変わっています。
今までがうまくいかなかったとしても、周りから訝しげな目で見られていても、ひたむきに準備を重ねていれば最高の結末が訪れることが伝わります。
私は公認心理師試験のみならず、宅建士も漢検準一級受検も三度目の正直で合格を果たせていますので、悔しい経験と逆転勝利の喜びの両面を経験しているので、みなさんの気持ちに共感できるのです。
遅咲きの春でも、開花の瞬間は一際美しいです。
さぁ、今年こそはみなさんが開眼する番です。
遠回りしたからこそ築ける彩りの未来を築きましょう。