社会福祉士試験・精神保健福祉士取得の次に目指す資格として今回紹介するのは『心理相談員』です。
心理相談員とは、厚生労働省が推進するトータルヘルスプロモーションプラン(THP)のメンタルケアスタッフの一員として指定されていて、ストレス過多の現代社会で働く人々の健康作りのために、活躍を期待されています。
令和4年度より、改定THP指針に合わせてより実践的な研修としてリニューアルしたようです。
精神保健福祉士やメンタルヘルス・マネジメント検定のカリキュラムに共通しているところが多々あります。
私は2012年10月中旬に都内で連続3日間にわたって行われた心理相談員研修に参加して、登録申請を行ってきました。
現在は、1日が事前自宅学習で、2日が集合研修となっているので、以前よりも参加のハードルが下がっています。
東京会場の他、大阪、愛知、広島、福岡等の会場で開催されています。
対象者に、社会福祉士・精神保健福祉士・公認心理師がされてます。
この資格は産業カウンセラーや精神対話士のように、一定の期間が経ったら登録の有効期限が切れてしまいます。
私が登録した2012年10月には、5年毎の更新期間と、更新に必要な所定の単位を取得(10単位)する必要がありましたが、2013年以降は3年に一度の更新期間に変わり、6単位必須になりました。
更新のために、研修や学会等に参加して所定の単位を習得する必要があります。
協会では、右下記画像のチラシのように、メンタルヘルスに関する多彩な研修が数多く用意されています。
春夏秋冬ごとに、機関誌の「心とからだのオアシス(無料)」が送付されてくるので、最新のメンタルヘルスに関する法律や、職場でのコミュニケーション法、自律訓練法などのストレスコーピングについて詳しく解説されています。
※2016年に受講したストレスチェック講習も同会場でした。
私は、カリキュラムにあるカウンセリング技法を実演できることと、心理相談員としての事例検討に参加できることに意義を感じたため、参加しました。
研修の受講資格として、私が取得していた社会福祉士資格が該当しました。
実際に、参加してみて、とても有意義な3日間でした。
大企業の心理相談担当者、保健師、大学教授などメンタルヘルスに精通している現場の方々が講義を担当してくださり、机上の空論ではない実践に基づいた声を聴かせていただきました。
参加者は、北海道から九州まで、全国津々浦々から集まっていて、保健師、看護師、産業カウンセラー資格を取得されている方、メンタルヘルスとは関係がない技術職の方、労働局の方など、様々な社会経験を持つ志高い人間の集合体でした。
会社から命令されて取りに来た方、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントを取得していて、更に視野を広めるため、自己研鑽のためなど、様々な動機を持っていましたが、私が働いている職場では決して出会えない世界の方々でした。
2023年度のスケジュールは公式ホームページで公開済みなので、ぜひご覧になってみてください。